CLP を 一般には ILE としてコンパイルすることは少ないが、それでも CLP を TCP/IP通信などのためにサービス・プログラムをバインドするのであれば ILE-CLP が必要となる。
ILE-CLP を使用していて,しかも OVRDBF を使用としてる場合は OPM での OVRDBF をそのまま使用したのでは間違い無く OVRDBF は効かない。
例えば、
OVRDBF MYFILE TOFILE(MYLIB/MYFILE)
の行があれば無視されてしまう。エラー・メッセージでも出ればよいのだがそのようなことも無い。
これに気づかずに V5R1M0 へ ILE-CLP を移行してしまうと思わぬファイルが更新されてしまって、気づいたときは大変なことになる。
正しくは、
OVRDBF MYFILE TOFILE(MYLIB/MYFILE) OVRSCOPE(*JOB) CALL MYPGM DLTOVR MYFILE LVL(*JOB)
のように記述しなくてはらない。