i5/OS のユーティリティ・コマンドはパラメータが多く用意されているものも珍しくない。
多くのパラメータが入力した値に依存して次に必要なパラメータを
表示するように設計されている。
典型的な例はCRTDEVDSP
コマンドである。
CRTDEVDSP
は表示装置を作成するコマンドであるが、入力に従って
次に入力すべきパラメータが表示されるようになっている。
これはこれで必要な処理であるがまだ不慣れなユーザーにとっては
わかりにくく何を入力すればよいのか迷ってしまう。
それは別としてパラメータの数が多いと一体、どのようなパラメータが
あるのか知りたくなる。
そこで
パラメータ全部を表示するには F9キーを押せばよい
というのがこの解決である。
装置記述の作成 (表示装置) (CRTDEVDSP) 選択項目を入力して,実行キーを押してください。 装置記述 . . . . . . . . . . . 名前 装置クラス . . . . . . . . . . *LCL, *RMT, *VRT, *SNPT 装置タイプ . . . . . . . . . . 3101, 3151, 3161, 3162... 装置形式 . . . . . . . . . . . 0, 1, 2, 3, 4, 5, 12, 23... 終り F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F10= 追加のパラメーター F12= 取り消し F13= この画面の使用法 F24= キーの続き パラメーター DEVD が必要である。
ここで F9キーを押すと次のようにすべてのパラメータが表示される。
装置記述の作成 (表示装置) (CRTDEVDSP) 選択項目を入力して,実行キーを押してください。 装置記述 . . . . . . . . . . . 名前 装置クラス . . . . . . . . . . *LCL, *RMT, *VRT, *SNPT 装置タイプ . . . . . . . . . . 3101, 3151, 3161, 3162... 装置形式 . . . . . . . . . . . 0, 1, 2, 3, 4, 5, 12, 23... エミュレートされる平衡型装置 . . . . *TYPE 3196A2, 3197D2, *TYPE ポート 番号 . . . . . . . . . . . 0-17 スイッチの設定値 . . . . . . . 0, 1, 2, 3, 4, 5, 6 共用セッション番号 . . . . . . 0 0, 1, 2, 3 ローカル・ロケーション・アドレス . . . . . . 00-FE ASCII 装置のエミュレート . . . *NO *NO, *YES 物理的接続 . . . . . . . . . . *DIRECT, *PTT, *MODEM... IPL 時にオンライン . . . . . . . *YES *YES, *NO 接続される制御装置 . . . . . . 名前 キーボード言語タイプ . . . . . *SYSVAL *SYSVAL, AGB, AGE, AGI... サインオフ時の回線切断 . . . . *YES *YES, *NO カーソル明滅可能 . . . . . . . *YES *YES, *NO 続く ... F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F12= 取り消し F13= この画面の使用法 F24= キーの続き パラメーター DEVD が必要である。
機能キーの説明には
F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F10= 追加のパラメーター F12= 取り消し F13= この画面の使用法 F24= キーの続き
とあるが、
F24キーを押しても「F9=すべてのパラメータの表示」との説明は出てこない。
従って知らない人も多いのでここで紹介したような次第である。