QADBXREF
というファイルをご存知であろうか ?
すべてのライブラリーやファイルの情報は、実はライブラリー QSYS 内のQADBXREF
という、
やはり単純な物理ファイルの中に格納されているのである。
例えば物理ファイルとそれに従属する論理ファイルも QADBXREF 内に記録されている。
物理ファイル QADBXREF には従属する論理ファイル が、いくつも用意されていて逆参照、
つまりある論理ファイルの基底となっている物理ファイルは何であるかを調べることもできる。
CRTLIB
, CRTPF
, CRTLF
, RSTLIB
, RSTOBJ
, .... などのファイルに関わる変更がユーザーに
よって行われた場合は OS400 は内部で QADBXREF
を保守しているのである。
このことはある場面では非常に興味深い場合がある。QADBXREF
自体の保守の日付・時刻
を調べればデータ・ベースに関わる変更がいつあったのかや、なかったという事実も把握する
ことができるからでもある。
このように QADBXREF
は、ユーザーからも様々な情報源として利用することができる。
時間が取れるときに是非、一度 QSYS/QADBXREF
の中身をジックリと観察して頂きたい。