ある IBM i では英語版 i5/OS のみの環境であるが
日本語の適用業務を導入したとする。
この適用業務を運用するには?
さて、どれが正解なのだろうか?
一見すると 1. の二次言語の日本語の導入が正しいように
見えるが、実は二次言語の主要な目的は i5/OS のユーティリティーなどを
表示することが目的であって私たちユーザーが開発した適用業務を
表示することが目的なのではない。
2.の英語対応が必要なのかというと必ずしも必要ではない。
もちろん適用業務を英語として表示したのであれば英語として
表示すべきだが、ここでの目的は英語環境下で日本語をどのように
表示するのかということが課題であるので2. も選択肢から
外れてしまう。
それでは CHGJOB で CCSID などを日本語に変更すると
日本語表示になるのかというとそうでもない。
実行環境、つまりジョブの CCSID は入力する文字コードや
作成するファイルなどに与える初期値などに使用されるので
表示を極端に変更することはない。
残る 4.が正解である。
次は日本語環境下で中国語コマンドを表示したもので
コマンド・プロンプトの部分は正しい中国語で表示されている。
これは5250エミュレータを中国語で表示しただけである。