実行環境

116. ミラーリングされているかの確認

ミラーリングとは鏡のようにデータを二重にふたつの HDD に
同時に更新する機能のことであり、ハード・ディスクの片方に
障害が発生してももう片方のデータを読み取ることで
停止することなく業務を続行できるというバックアップ・システムのことであり
今では多くのユーザーでもこの方式が使われていることと思う。

従ってミラーリングのためにはディスク容量が2倍必要になるのだが
障害回復のためにはコストもやむなしである。

さて 自分が使っている IBM i のハード・ディスクがミラーリングされているのかどうか
簡単に知る方法があるのだろうか?
CE が使う SST ツールなどを使えば可能であるがここではもっと身近に簡単に
知る方法を紹介する。

コマンド入力画面で WRKSYSSTS を入力

次に F16=ディスク 状況の処理 を押す

                             ディスク状況の処理                       Sxxxxxx
                                                            18/09/11  10:53:06 
経過時間 :   01:06:36                                                          
                                                                               
               サイズ    %     I/O    要求    READ  WRITE   READ  WRITE    %     
UNIT  タイプ      (M)  USED    RQS  サイズ(K)    RQS   RQS     (K)   (K)   BUSY    
   1  433B    69793  48.9    1.7    10.3      .4    1.3   17.7    7.8     0    
   1  433B    69793  48.9    2.1    21.5     1.0    1.1   36.0    8.5     0    
   2  433B    69793  48.9    3.0     8.5      .7    2.2   12.6    7.1     1    
   2  433B    69793  48.9    3.3    17.2     1.2    2.0   32.2    7.5     1    

この画面のようにハード・ディスクの UNIT 番号が 1, 1, さらに 2, 2 のように
連続して同じ番号が表示された場合はミラーリングされている。
そうではなく 1, 2, 3, 4, ....のように数字がカウント・アップされている場合は
ミラーリングされていない、と判断することができる。