実行環境

40. スプールを他のAS/400 へ転送するには?

印刷スプールをSNAネットワークで接続されている他の iSeries400へ転送するのは非常に
簡単である。
WRKOUTQ「1= 送信」を使うだけでよい。
送信したいスプールを選択して「1= 送信」を押す。
下記はその様子を示している。

        
                            ネットワーク・スプール・ファイル の送信  (SNDNETSPLF)              
                                                                                
          選択項目を入力して,実行キーを押してください。                          
                                                                                
          スプール・ファイル  . . . . . . > MENU           名前                   
          ユーザー識別コード :                                                    
            ユーザー識別コード  . . . . .   S1066DD8       文字値                 
            アドレス  . . . . . . . . . .   MYADDR         文字値                 
                         値の続きは+                                             
          ジョブ名  . . . . . . . . . . . > COMPAQA        名前 , *               
            ユーザー  . . . . . . . . . . >   QTR          名前                   
            番号  . . . . . . . . . . . . >   028779      000000-999999           
          スプール・ファイル番号  . . . . > 8             1-9999, *ONLY, *LAST    
          データ形式  . . . . . . . . . .   *ALLDATA      *RCDDATA, *ALLDATA      
 

「ユーザー識別コード」と「アドレス」を送信先の iSeries400を指定する。
送信先のiSeries400のこれらのアドレスがどのように指定しているのかはQSECOFR で
サイン・オンして

WRKDIRE *ALL[実行キー]

によって調べることができる。次は WRKDIRE の画面である。

データ形式は初期値の *RCDDATA*ALLDATA に変更しておくと罫線イメージの
そのまま送信することができるので *ALLDATA が推薦値である。
またスプールの送信はOS/400 のリリースに依存することなく送信することができる。
たとえ V5R2M0 から V3R2M0 へでもあっても問題なく送信することができる。
ところで受信先では受信したスプールはどこへ格納されるのであろうか?

DSPNETA[実行キー]

で表示される「出力待ち行列」に受信される。
よって CHGNETA でこの印刷待ち行列をプリンターに接続されている印刷待ち行列(OUTQ) に
変更するとスプールを送信すると受信側では直ちに、そのプリンターに印刷されることになる。
次は DSPNETA の画面である。