いよいよPTFを適用する。
ここでは一般的なPTF適用方法をご案内するが、
もし、カバー・レターに別の適用方法が載っている場合は、そちらを優先してもらいたい。
QSECOFRでサインオンし、下記コマンドを実行する。
> GO PTF
「プログラム一時修正」メニューにて、「8. プログラム一時修正パッケージの導入」を選択する。
「プログラム一時修正の導入オプション」画面が表示される。
ここで、PTF導入についての設定を行うわけだが、今回は、PTFの「遅延適用」を行うことにする。
「遅延適用」とは、次回のIPL時に自動でPTF適用を行うことを意味する
下記のようにパラメータを設定し、実行キーを押す。
装置 | OPTVRT01 |
---|---|
自動IPL | N |
媒体のプロンプト | 1 |
再始動タイプ | *SYS |
その他のオプション | N |
これで、PTFの「遅延適用」がスケジュールされた。
「遅延適用」が正常にスケジューリングされたかどうかを確認するには、
> GO LICPGM
にて「ライセンス・プログラムの処理」メニューを呼び出し、
「50. メッセージのログの表示」を実行する。
開始日には自動的に前日の日付がセットされるので、
このまま実行キーを押すと、PTF導入処理のログを見ることが出来る。
エラーのログが出ていないことを確認しよう。
全てに問題がなければ、PWRDWNSYSコマンドでIPLを行おう。
「遅延適用」がスケジューリングされているので、IPL中にPTFの適用が行われる。
次回は最後にPTFが正しく適用されたかの確認手順を紹介する。