実行環境

95. i5OSのPTFをインターネットからダウンロードして適用する方法 (4)

4. PTFの適用

いよいよPTFを適用する。
ここでは一般的なPTF適用方法をご案内するが、
もし、カバー・レターに別の適用方法が載っている場合は、そちらを優先してもらいたい。

@ 「プログラム一時修正」メニューの表示

QSECOFRでサインオンし、下記コマンドを実行する。

> GO PTF

A 「プログラム一時修正パッケージの導入」

「プログラム一時修正」メニューにて、「8. プログラム一時修正パッケージの導入」を選択する。
「プログラム一時修正の導入オプション」画面が表示される。

ここで、PTF導入についての設定を行うわけだが、今回は、PTFの「遅延適用」を行うことにする。
「遅延適用」とは、次回のIPL時に自動でPTF適用を行うことを意味する

下記のようにパラメータを設定し、実行キーを押す。

装置 OPTVRT01
自動IPL N
媒体のプロンプト 1
再始動タイプ *SYS
その他のオプション N

これで、PTFの「遅延適用」がスケジュールされた。

B 「遅延適用」が正常にスケジューリングされたかの確認

「遅延適用」が正常にスケジューリングされたかどうかを確認するには、

> GO LICPGM

にて「ライセンス・プログラムの処理」メニューを呼び出し、
「50. メッセージのログの表示」を実行する。

開始日には自動的に前日の日付がセットされるので、
このまま実行キーを押すと、PTF導入処理のログを見ることが出来る。

エラーのログが出ていないことを確認しよう。

C IPL

全てに問題がなければ、PWRDWNSYSコマンドでIPLを行おう。
「遅延適用」がスケジューリングされているので、IPL中にPTFの適用が行われる。

次回は最後にPTFが正しく適用されたかの確認手順を紹介する。