FTP

9. FTPバッチ転送

FTP をいつも対話式で実行するのではなく、あるバッチ・ファイルに保管しておいた内容に従って、定型業務として繰り返し実行させたいようなことはないだろうか?

FTP はコマンドラインのスイッチと呼ばれるパラメータがあり、このうち s スイッチを使えばバッチ転送を指定することができる。

  1. バッチ・ファイルを次のようにメモ帳などで.TXTファイルとして作成しておく (C:\MYBATCH.txt とする)
    open 192.168.1.1
    USER
    PASSWORD
    put C:\MYFILE.TXT  QGPL/QRPGSRC.MYPGM
    quote rcmd CRTRPGPGM MYLIB/MYPGM SRCFILE(QGPL/QRPGSRC) SRCMBR(MYPGM)
    quit
  2. バッチ・ファイルの実行を指定するFTP
    FTP -s:C:\MYBATCH.txt

    として実行する。
    この FTP -s .... は BCHとしてWindows に保管してBATCH として実行させることができる。
    また、

    FTP -sC:\MYBATCH.txt  > C:\ftplog.txt

    とすれば後で FTP のログ・ファイル ftplog.txt の内容を確認することができる。

FTP -s ..... は VisualBASIC や C++ Access や Excel の VBA ら WinExec API などで呼び出して実行してもよい。応用すれば Excel のマクロ(VBA)で FTP によってファイルをダウンロードして Excelでオープンする製品もどきを開発することも可能だ。

しかし最もカンタンにExcelダウンロードを実現するには Chicago を使うことであるのはいうまでもない。