Web 化に関する質問で一番、多いように思えるのが
この質問であり、初めて Web 化をしようとする開発者から決まって出される質問である。
かなり以前であれば別の PC サーバーにも HTTP サーバーを立てておいて
IBM i 側からも HTML のリンク・タグで
<a http="http://192.168.1.9/mypicture.GIF">私の画像です</a>
のようにして HTTP サーバーから別の HTTP サーバーのリンク(参照)する方法が
勧められていた。
しかしこの方法は
の二点が必要であり、簡単とは言えず、むしろ面倒であった。
しかし後年、IBM i には QNTC ( = ネットクライアント・ファイル・システム)という
特殊な IFS フォルダーが提供されるようになった。
これは QNTC を経由して他の PC の共有フォルダーをアクセスできるという機能である。
これによって /QNTC/ .... のようにすれば
相手側の PC サーバーに HTTP サーバーを起動させることなく
相手側 PC サーバーの共有フォルダーを覗きに行くことができるようになる。
ただし必要条件として
CRTDIR DIR('/QNTC/192.168.1.87') DTAAUT(*RWX) OBJAUT(*ALL)
このようにして WRKLNK で
WRKLNK OBJ('/QNTC/192.168.1.87') + [実行]
のようにして共有フォルダーの中身を見ることができるようになれば成功である。
IBM i からはローカル・ファイルとして扱うことができるようになる。