C++ の開発者であれば Java の学習は抵抗なく数日または1日くらいで基本は理解できるであろう。それほどJava は C++ と C++ のクラス概念を理解している人にとっては比較的やさしいものである。ただ Java はポインタを使用しないので動的な制御はできないが、メモリ・リークなどは Java が防いでくれる。
但し iSeries400 の RPG開発者がJava クラス概念を理解するには時間がかかるかも知れない。
とりあえず1週間での Java の学習方法を紹介しよう。
Java 学習キット[基礎編] (アスキー出版局)
CD-ROM で対話式で Java の基本をマスターできる。
Java プログラミング講座 (アスキー出版局)
SunMicrosystem著のプロのための入門書
この2冊があれば1週間程度で Java は学習することができる。
理解を早めるためにクラス概念を簡単に紹介しよう。
「人間」というベース・クラスに性別をプロパティとして付加すると「男」や「女」ができる。「男」に対して「運転ができる」というプロパティを付加すると「運転手」という新たなクラスを作ることができる。新しいクラスを作成するのに最初から定義しなおす必要はない。次々と派生クラスを再利用として作成することができる。
Java はソースの中でもクラスの再利用ができることはもろんのこと、コンパイルして作成されたJava のオブジェクト自体もクラス(.Class)であるので別のJava での再利用が可能である。このことがJava がオブジェクト指向と呼ばれる所以である。