これまで RPG# の言語自体の説明を行ってきたが実は eStudio という開発環境が
目覚しい進化を遂げている。
eStudio は、これまで Wizard 生成による新規アプリケーションの生成機能として
利用されてきたが TONAKAI/2.0 による既存の適用業務の Web移行や
既に社内で使用中の RPG プログラムや IFS の JavaScript, HTML の編集も
すべて eStudio で行うことができる。
つまり eStudo とは IBM RDi , eclipse や MS-VisualStudio に匹敵する統合開発環境である。
eStudio は、すべてブラウザ・ベースで稼動するので クライアントPC にはブラウザ以外の
何物のモジュールも導入する必要がない。
またブラウザ・ベースであるので RDi や eclipse に比べて軽々と動作するのも魅力である。
Web2.0 powerd by Ajax によって eStudio は著しく進歩した。
Ajax によって eStudio には動的な動きや操作が次々と改良されて搭載されてきた。
eStudio の Wizard 生成による「新しいプロジェクトの作成」においては最初に
指定したファイルに加えて二次ファイルや三次ファイルを次々と指定することができる。
指定の方法は 潟Iフィスクアトロの HP (http://www.officequattro.com ) の
製品紹介ページを参照されたい。
表示項目の位置を変更するには、このダイアログでフィールドをドラッグ&ドロップすることに
よって自由に任意の順序に変更することができる。
リスト形式の表示の適用業務、例えば「レポート照会」を作成する場合でも
すべての項目を明細行に表示させるのではなく、ある一部の項目は見出しやボトム行に
表示させたい場合もある。
このようなときには「位置」の指定ボタンをクリックすることによって
見出し行やボトム行に変更することができる。
Web化が初めて開発する人にとってはラジオ・ボタンやコンボボックスの記述に不安が
あるようである。
また自分が作成したコントロールがこれで良いのかという不安を拭い去ることができない
かも知れない。
このような初心者にとってもコントロール・ウィザードは心強い味方となる。
「GUI」ボタンを押して指定するだけで自由にコントロールを指定して生成することができる。
コントロール・ウィザードはまた HTML を生成してしまった後でも
HTML の「HTML」フレームで項目をダブル・クリックすれば コントロール・ウィザードを
起動して既存の項目を GUI コントロールへ変更させることができる。
コントロール・ウィザードはまた急激な進歩による開発を成し遂げていて
「HTML」フレームでコントロール・ウィザードを起動して
ができるようになってきた。
これによってユーザーは市販の HTML編集ツールを使う必要もなく、それでいて
HTMLソースを直接、編集しなくても GUI コントロールを自由に編集することが
できるようになってきた。
このように RPG# であれば GUIコントロールの編集も HTML や JavaScript の知識がなくても
マウス操作だけで、かなりのことができるような仕組みが提供されている。
ブラウザ上だけの編集機能でこのような事例は他社製品はもちろんのこと
Microsoft を始めとするオープン系の製品でもほとんど例を見ないはずである。
加えて RPG# や Alaksa にはパフォーマンスの改良が行われており、従来でも
他社製品より圧倒的なパフォーマンスを誇っていたにもかかわらず
Ver5.1 の最新の改良では 4倍速 に速くなった。
パフォーマンスについてはベンチマーク・テストの数値をできるだけ早い時期に
公表して具体的な数値を示す予定でもある。
Web化は System i の CPW 負荷を小さくし、なかでも EnterpriseServer であれば
小さな System i モデルであっても大量のユーザーをカバーすることが
できるようになる。
つまり最も TCO 削減に貢献するのが Web化でもあるのだ。
このようにEnterpriseServer は日々に劇的な進化を遂げており
他の追随を許すことは決してない。