System iをWeb化して接続しようとすると、ブラウザによっては毎度警告メッセージを示す
ダイアログが繰り返し表示される場合がある。
これを自社サーバーは安全であるとすでに分かっているので、「信頼済みサイト」に
自社サーバーを登録しておけば、警告メッセージは表示されなくなる。
ここではその方法を紹介する。
本来であれば、Webサイトの中には、Javascript(JScript)などのスクリプト言語や
Cookieなどを使用して、ユーザーの望まないWebページを自動的に次々と開いたり、
セキュリティの弱い部分(セキュリティホール)をついてPCに侵入しようとしたり
するものがある。これらの脅威からPCを保護するため、InternetExplorerなどの
ブラウザにはセキュリティ機能が備わっている。
セキュリティ機能は4つのセキュリティ・レベル([高][中][中低][低])の
いずれかに設定できる。セキュリティ・レベルの制限を高くすればするほど、
より強固にウイルスなどの悪意のあるプログラムからPCを保護することができる。
しかしながらその反面、Webページ内のJavaスクリプトやActiveXなどのプログラムは
実行されなくなるため、自分で作成した安全だと分かっているWebアプリケーションの
機能も使えなくなってしまう場合もある。
こうしたジレンマを解消するために、InternetExplorerにはゾーンごとに
セキュリティレベルを設定する機能が組み込まれた。
この機能により、IEの基本セキュリティ設定を高く設定しながら、
信頼できるサイトに対しては制限を緩和することができる。
以下の手順で、指定のWebページを信頼済みサイトに登録できる。
1.Internet Explorer を開く
2.インターネットオプションダイアログを開く
メニューから、「ツール @」−「インターネット オプション A」を選択する。
3.信頼済みサイトダイアログを開く
インターネット オプション画面のセキュリティタブ @ を選択する。
信頼済みサイト A を選択し、[サイト] ボタン B をクリックする。
4.信頼済みサイトを登録する
「この Web サイトをゾーンに追加する」 のテキスト欄に「URL(自社サーバーIPアドレス) @」
を入力し、「このゾーンのサイトにはすべてサーバーの確認(https:)を必要とする」
のチェック A を外す。[追加] ボタン B をクリックする。
5.登録確認
上で追加した内容が「Web サイト」に登録されます。