IFS上のオブジェクトの保管/復元は SAV/RST
コマンドによって行う。
通常は SAV コマンドを使って別のライブラリーに *SAVF として保管してそのライブラリーを保管する。復元もライブラリーを復元してから復元されたライブラリーの*SAVF を復元する方法を採る。
例えば
CRTSAVF FILE(MYLIB/IFSSAVF) AUT(*ALL)
でライブラリーMYLIB に IFSSAVF
という名前の *SAVF を作成してから、
オブジェクトの保管 (SAV) 選択項目を入力して,実行キーを押してください。 装置 . . . . . . . . . . . . . > '/QSYS.LIB/MYLIB.LIB/IFSSAVF.FILE' 値の続きは+ オブジェクト : 名前 . . . . . . . . . . . . > '/MYPASS/MYDIR/*' 組込みまたは除外 . . . . . . *INCLUDE *INCLUDE, *OMIT 値の続きは+ m゙ァロhnメー の ナボlメー . . . . . . *ALL *ALL, *DIR, *NONE, *OBJ 活動状態保管 . . . . . . . . . *NO *NO, *YES, *SYNC
のようにして、装置名に *SAVF
を指定して保管する。
/MYPASS/MYDIR/*
の * はこのディレクトリー以下のすべてを保管することを示している。
このライブラリーMYLIB を RSTLIB
や RSTOBJ
コマンドによって復元した後では、RST コマンドを使って
オブジェクトの復元 (RST) 選択項目を入力して,実行キーを押してください。 装置 . . . . . . . . . . . . . /QSYS.LIB/MYILB.LIB/IFSSAVF.FILE 値の続きは+ オブジェクト : 名前 . . . . . . . . . . . . '/MYDIR/MYPASS/*' 組込みまたは除外 . . . . . . *INCLUDE *INCLUDE, *OMIT 新しいオブジェクト名 . . . . *SAME 値の続きは+ m゙ァロhnメー の ナボlメー . . . . . . *ALL *ALL, *DIR, *NONE, *OBJ 出力 . . . . . . . . . . . . . *NONE
のように復元する。
面白いことに *SAVF
も *FILE
には違いないので、どのリリースへもリリース・ダウンすることができる。
極端な例では V3R2M0 の iSeries400 のシステムに V3R7M0 から V5R2M0 のIFSの*SAVFを復元して保管することができる。
但しIFS自体もリリース管理されているので SAVコマンドにも「ターゲット・リリース」パラメータがあることを忘れてはいけない。
別の低いリリースのiSeries400への復元を予定しているのであれば 「ターゲット・リリース」の指定が必須である。
また V5R1M0 未満の場合は CRTDUPOBJ コマンドによる *SAVF のコピーは成功するが、中身はコピーされないのでこれも注意する必要がある。
V5R1M0 以上であれば CRTDUPOBJ
コマンドによって *SAVFの中身も正しく複製される。