PANEL-WORKER

2. コマンドのヘルプをパネル・グループで作成する。

OS/400のコマンドの説明は F1キーを押すことによって表示される。
これと同じようにユーザー作成のコマンドにもF1=操作説明を加えることができる。
まず、

CRTSRCPF FILE(MYLIB/QPNLSRC) IGCDTA(*YES) AUT(*ALL)

のようにして、 QPNLSRC という名前のソース・ファイルを作成しておく。

【 PNLGRPソース】
0001.00 :PNLGRP.
0002.00 :HELP NAME=CRTMNU.CRTMNU メニュー選択項目の定義                      
0003.00 :P.                                                                  
0004.00 :PC.                                                                 
0005.00  メニューに登録する項目を指定します。                                
0006.00 :PC. 左端の オプション はメニューのオプション番号を意味しています。      
0007.00 :PC.オプション 行に 30 文字以内の表示テキストと実行コマンドを入力して    
0008.00  ください。                                                          
0009.00 :PC. すべての必要な項目についての入力を終えた後で実行キーを押すと,  
0010.00  表示テキストがこのメニューに表示され,コマンドも登録されます。      
0011.00 :PC. もう一度編集が必要なときは,実行キーを押せば,再びこの画面が    
0012.00  呼び出されます。                                                    
0013.00 :PC. すべての編集が完了すれば F3キー を押してメニューを保管してください
0014.00  。                                                                  
0015.00 :EHELP.                                                              
0016.00 :EPNLGRP.
【 解説 】

最初に説明したようにバネル・グループ(以下PNLGRPと略)は :PNLGRP に始まって :EPNLGRP. によって終わる。
この :xxxxx. 形式のタグの組による組み合わせで記述する。
ヘルプを記述するのは :HELP. から :EHELP. のタグである。
ヘルプの中では :P. は HTML の <br> と同じでスペース改行を意味する。
:PC. はテキストの記述である。
このようなPNLGRPのタグの詳細はIBM「AS/400適用業務画面プログラミング」を参照のこと。
PNLGRPソースが入力できたら、

CRTPNLGRP PNLGRP(ASNET.COM/CRTMNU) SRCFILE(ASNET.SRC/QPNLSRC) AUT(*ALL)

のようにしてコンパイルによってオブジェクトを作成する。
パネル・グループのコンパイル・リストには警告メッセージが数多く出現するが、最初にまだ慣れていない場合は無視しても良い。
また、パネル・グループは *PNLGRP というタイプのオブジェトクとして生成されるので、コマンドと同じ名前であっても識別される。
コマンドのコンパイルでは

CRTCMD CMD(MYLIB/MYCMD) PGM(MYLIB/MYCMDPGM) SRCFILE(MYSRC/QCMDSRC)
  HLPPNLGRP(MYLIB/MYCMD) AUT(*ALL)

のようにしてヘルプ・パネル・グループのパラメータにパネル・グループを指定する。