PC5250/CA400

34. 5250 セッションで Shift + ESC キーで SYSREQ が効かないのは?

5250 画面でかつてはいわゆる裏画面を使うために
Shift キーを押しながら ESC キー (左上の半角/全角キー) を押すと
画面下部にクシのような画像が現れてさらに、実行キー (右 Ctrl キー) を押すと
次のようなシステム要求メニューを表示することができた。

                                 システム要求
                                                          システム :  
 次の一つを選択してください。               
                                                                      
      1. 2 次ジョブのサインオンの表示                                 
      2. 前の要求の終了                                               
      3. 現行ジョブの表示                                             
      4. メッセージ表示                                               
      5. メッセージの送信                                             
      6. システム操作員メッセージの表示                               
      7. ワークステーション・ユーザーの表示                           
                                                                      
     80. ジョブの切り離し                                             
                                                                      
     90. サインオフ                                                   
                                                                      
                                                                      
                                                                      
 選択項目                                                             
			

裏画面を表示したい場合は 「1. 2 次ジョブのサインオンの表示」 を選択し
このジョブを強制的に終了させたい場合は 「2. 前の要求の終了」 を選択する。
自分自身の実行ジョブの内容を解析した場合は 「3. 現行ジョブの表示」 を使う。

ところで最近、 Shift + ESC キーで SYSREQ が効かなくなったと感じたことはないだろうか?
しかし右ボタンを押せば次のようなフローティング・メニューが表示される。

ここで 「システム要求」 ボタンを押すと上記の SYSREQ メニューが表示されるので
多くのユーザーはキー・ボード操作による SYSREQ を諦めているのかも知れない。
実はこれには IBM が推奨する解決方法がある。

  1. Windows で Ctrl + ALT + DLT キーによって
    タスク・マネージャーを起動する。
  2. プロセスのタブを選択して実行中のプロセスの中から
    PrivacyIconClient.exe を探す。
  3. PrivacyIconClient.exe を終了させる。
  4. 5250 エミュレータ上で Shift + ESC キー + 実行キー
    SYSREQ メニューが表示される。

これで解決できる理由は不明であるが米国 IBM はこの方法を推奨している。