SDA
(Screen Design Aid) は DSPF の設計にとても便利な機能であるが、最近は画面の
表示テストにしか使っていない開発者が多いようである。
SDA
は IBM のあるSE がたった一人で開発したとの噂があった。
SDA
の使い方を覚えると、とても DSPFのソース・レベルで SEU
を使ってデザインすることは
馬鹿らしくなるほど、便利な機能である。
SDA を使うに当たってのポイントは
を覚えておくだけでよい。
たったこれだけのことで SDA
で DSPF の編集をビジュアルに行うことができる。
それでは早速、SDA
を開始しよう。
コマンド入力画面から、
STRSDA + [実行]
によって SDA
を開始すると
画面設計機能 (SDA) 次の中から 1 つを選択してください。 1. 画面の設計 2. メニューの設計 3. 表示装置ファイルのテスト
の画面が表示されるのでオプション = 1.画面の設計 を選択する。
次に、
設計画面 選択項目を入力して,実行キーを押してください。 ソース・ファイル . . . . . QDSPSRC 名前,リストは F4 キー ライブラリー . . . . . . . QTRSRC 名前, *LIBL, *CURLIB メンバー . . . . . . . . . ANS002FM 名前,リストは F4 キー
のように打鍵して、DSPFのソース・メンバーを指定すると、
表示レコードの処理 ファイル . . . . : QDSPSRC メンバー . . . . : ANS002FM ライブラリー . . : TRSRC ソース仕様タイプ : DSPF オプションを入力して,実行キーを押してください。 1= 追加 2= 注記の編集 3= コピー 4= 削除 7= 名前の変更 8= キーワードの選択 12= イメージの設計 OPT 順序 レコード タイプ 関連サブファイル 日付 DDS エラー 12 10 DSPDTA01 RECORD 05/04/13 20 DSPHEAD RECORD 05/04/13
のような画面が表示されるので、修正したいレコードをオプション=12 で選択する。
始めに解説したように SDA
ではオプション番号 = 12 を多用するので
迷ったらこのことを思い出して欲しい。
レコードを選択すると、SDA
は次のような作業画面を表示する。
フィールドの左右への移動
フィールドの端に >>>>>
または <<<<<
を入力して実行キーを押すと
そのフィールドの表示位置を左右に移動させることができる。
例えば、 商品名 >>>>>
は、「商品名」を右方向に 5桁移動させることを意味している。
<<<<<
商品名 は「商品名」を左方向に 5桁移動させる。
フィールドのジャンプ移動
フィールドの先頭に「-
」を打鍵して、移動させたい先の位置に「=
」を打鍵して実行キーを
押せば、そのフィールドを別の行のどの位置にでもジャンプ移動させることができる。
フィールドの複製
-
と =
でジャンプ移動できるが、移動先の位置を「=
」ではなく「==
」で示すと移動でなく
複製となる。
フィールド名の調査
フィールドの名前を調べたいときは、フィールドの先頭に文字「?
」を打鍵して実行キーを
押せば、そのフイールド名が画面の左下に表示される。
フィールド属性や表示方法の変更
編集を追加したり、表示の方法を変更したいときはフィールドの先頭に文字「*
」を打鍵して
実行キーを押すと、任意の変更を行うことができる。
新しいフィールドの追加
画面上に新しいフィールドを追加するには、
文字フィールド | 入力用 BBBBBBB または B(10) |
出力用 OOOOOOO または O(10) | |
数字フイールド | 入力用 9999999 または 9(7) |
出力用 6666666 または 6(7) |
他のデータ・ベースからのフィールドの取り込み
F10キーを押せば既存のデータ・ベースのフィールドを取り込むことができる。
SDA
は上記の操作だけで、ほとんどのことが行える。
SDA
の操作は難しいものと思ってはいないだろうか?
もし初めて SDA
を使ったのであれば「目からウロコ」の気になるのではないだろうか?
SDA
ではザファイルも扱うことができるし、メニュー画面も編集することができる。
要は慣れることであるので、是非 SDA
の使用をマスターして頂きたい。
DSPF の編集が苦痛でなくなるのは請け合いである。