これまで UPD005
を 5つのモジュールに分割する手法を紹介した。
それらのコンパイルは次のように行う。
開発者はモジュール毎に分割することができる。
CRTRPGMOD
によるモジュール作成は QTEMP
に作成するのではなく
通常のライブラリーに作成しておくものとする。
こうすれば変更モジュールだけをいつでもコンパイルするだけで済む。
また、UPD0051
〜 UPD0055
までの 5人による同時並行の開発によって UPD005
を作成することが
できるようになる。
通常、UPD005
を一人で開発した場合の 5倍の効率で開発することができるようになるのである。
このような開発手法は VC++ では良く利用される。
VC++ は RPG に比べて開発効率が悪いので開発手法が発達しているのである。
それに比べて RPG はあまりにも開発効率に優れているので、開発手法について
取り立てて議論されることも少なかった。
しかしここに来て企業が数多くのソフトウェフ資産を持ち、とりわけ大規模なプログラムが
長期間にわたって改善を繰り返されてくると、ますます大規模なプログラムとなってしまい
最後には保守が困難になってしまう。
このような例は珍しくはなく、あなたの会社にも扱いきれない大規模なプログラムが
存在しているのではないだろうか ?
このようなときに、これまで紹介してきたような MVC 3階層モデルに準拠した形でモジュール分割を
行い、近代化を図ってはどうだろうか ?
米国でもソフトウェア資産の巨大化が問題となっており RPG の近代化が繰り返し話題となっている。