従来の伝統的なRPGであるOPM (Original Program Model) に比べて
ILE (Integrated Language Envoroment) のプログラム・サイズはかなり大きくなってしまう。
CHGPGM コマンドにより識別情報を除去する方法が以前良く知られていたが、
すべてを除去してしまうと OS/400のリリース・アップなどに対応できない可能性がある。
事実、CISCモデルで識別情報をすべて除去してしまうと RISCへの移行ができなくなる。
識別情報をすべて除去したソフトウェア・パッケージがRISC に移行できず、
おまけにソースも無いために大問題が発生したことを聞いている。
識別情報の除去ではなく効果的なものは CPROBJコマンドによるオブジェクトの圧縮である。
オブジェクトを圧縮するとサイズはかなり小さくなるし圧縮解除をしなくても、
そのプログラムを呼び出して実行することに何の問題も無い。わざわざ圧縮解除する必要もない。
参考までにオブジェクトの圧縮解除は DCPOBJ コマンドでできる。