今、「XP」と言えばWinXP のことではなく Extreme Programming のことである。
エクストリーム・プログラミングとは究極のプログラミング手法とでも呼べばよいのだろうか?
30種類以上から成るプログラム作成のための規則のことである。
この中で興味深いのは「ひとつのプログラムを二人で開発する」というルールである。
一人がプログラム開発でPCに向かっているあいだは、もう一人は横でそれを眺めながら
アドバイスするのである。このようにすることによって一人だけでは陥りやすい落とし穴を
防ぐ効果がある。
さらに途中で、その二人は交代して、先ほどまでアドバイスに徹していた人がコーディングを
続行して、先ほどまでプログラムを行っていた人がアドバイスに代わるのである。
このようにして二人一組で漏れや誤りを少なくするようなコーディングによってプログラムと
テストを完成するのである。
二人が対話することによってプログラムはより洗練された高品質なものになるという原理である。
二人一組でのプログラミングが流行の XP の特徴と言えるだろう。