IBM i 内部の TPC/IP 通信の内容をトレースしたい場合がある。
TCP/IP で用意されているアプリケーションとはさまざまであって
FTP | FTP サーバー |
---|---|
HTTP | HTTP サーバー |
TELNET | TELNET サーバー |
VPN | VPN |
SMTP | 簡易メール・プロトコル |
くらいは良く知られていて成程、これらは TCP/IP 通信として
通信をトレースしたいと考える。
さらに次のアプリケーションも実は TCP/IP であって
内部通信をトレースすることができるのである。
VTAPI | 仮想端末 API |
---|---|
DTAQ | データ待ち行列 |
SIGNON | サイン・オン |
DDM | DDM 遠隔データ・ベース |
RMTCMD | リモート・コマンド |
TCP/IP 通信をトレースするコマンドは
TRCTCPAPP
である。
TRCTCPAPP
によって特定の App の種類、装置名などを絞ってトレースすると
その内容がスプールに出力される。
TRCTCPAPP SET(*ON) で開始して
TRCTCPAPP SET(*OFF) でトレースを終了する。
SWMA に加入していれば、出力されたスプールを IBM に送れば
解析を依頼することができる。