DSPFL
は物理ファイルのダンプを更新して、データを 16進数で表示することができる。
PACK形式などが DB2/400ではどのようにして保存されているか構造を理解できる。
DSPFL はデータを直接, 16進数を打鍵することにより変更することができる。
DFU や QUERY/400では表示できないデータも DSPFL
であれば表示できる。
DEBUG中のプログラムがデータをどのように更新したのか、あるいは特定のコードはEBCDICではどのような16進数で保管されているのかを詳細に調べることができる。
ALT + F1 キーを押せば レコード・レイアウトを表示 することができる。
またEBCDICコードを調べるのに何かの作業ファイルにDFUなどで入力してそれをDSPFLを使って表示すればEBCDICの16進数を調べることができる。
DSPFL は DSPPFM
に比べても大変、直感的でわかりやすい。
よく似たツールはTOOLBOXにも用意されているが、DSPFLはやはり操作がシンプルで使いやすい。
下記は DSPFL の実行中の様子である。
コマンド DSPFLを導入して、
CRTCMD MYLIB/DSPFL MYLIB/DSPFLCL AUT(*ALL)
でコンパイル
CLP DSPFLCLを導入して
オブジェクト・ライブラリー名'OBJLIB
'を
SEU で変更して
CRTCLPGM MYLIB/DSPFLCL SRCFILE(MYSRCLIB/QCLSRC)
AUT(*ALL)
でコンパイル
DSPF DSPFLDを導入して
CRTDSPF MYLIB/DSPFLD SRCFILE(MYSRCLIB/QDSPSRC)
LVLCHK(*NO) AUT(*ALL)
でコンパイル
RPGコンパイルのための作業フィイル PTEMP/PDSPFFD
を
DSPFFD MYLIB/MYFILE OUTPUT(*OUTFILE)
OUTFILE(QTEMP/PDSPFFD)
によって作成しておく。
RPG DSPFLRを導入して
CRTRPGPGM MYLIB/DSPFLR SRCFILE(MYSRCLIB/QRPGSRC)
AUT(*ALL)
でコンパイル
コマンド DSPFL + F4キー でファイルを指定するか、または直接、
DSPFL MYLIB/MYFILE + 実行 のようにして起動する。