LINK(=リンク)とはHTMLの中で文字列をクリックすると別のサイトなどに
ジャンプして移る機能のことです。
これはインターネットでもお馴染みでリンクを知らない人はないくらいです。
5250エミュレータでは機能キーを押す操作が多いのですが
ネットの操作で機能キーを押さなければならない操作はほとんどありません。
■ LINKの例
次の画面の下線の箇所の品目はLINKであるクリックするとその品目だけが
取り出されて表示されます。
■ LINKのDDSソース
LINKにするDDSソースは次のように簡単なものです。
A R SFREC01 SFL A TEXT(' SFL明細行 ') A*------------------------------------------------* A GYO 4A O 6 2TEXT(' № ') A SHCODE 10A O 6 7TEXT(' 商品 コード *CF04') A SHNAME 24O O 6 18TEXT(' 商品名 ') A SHTANK 7Y 0O 6 43TEXT(' 単価 ') A EDTCDE(J) A SHSCOD 4A O 6 54TEXT(' 品種 コード') A HNSNAM 14O O 6 65TEXT(' 品種名 ')
[解説]
このSFLレコードで商品レコードの欄に
TEXT(' 商品 コード *CF04')
とある *CF04 という記述がLINKを意味しています。
AutoWebはTEXT欄に *CFxx という記述を見つけるとそれをLINKの記述に変換して
表示します。
このリンクをエンド・ユーザーがクリックすると指定した機能キーとカーソルの位置が
プログラムに渡されます。
このプログラムは元々次のような画面で実行されていました。
■元の5250画面
[解説]
このプログラムはカーソルを指定の行にセットしてCF04キーを押すとプロンプト表示するように
次のようにRPGプログラム内でコーディングされていました。
0097.00 C*( CF04 )- プロンプト 0098.00 C *IN04 IFEQ *ON CF04 0099.00 C SETOFF 04 0100.00 C EXSR CURSOR 0101.00 /FREE 0102.00 RRN1 = LIN - STRGYO + TOPRRN; 0103.00 /END-FREE 0104.00 C SETOFF 04 0105.00 C RRN1 CHAIN SFREC01 99 0106.00 C*----------------------------------------------------+ 0107.00 C CALL PGM105 99 0108.00 C PARM SHCODE 0109.00 C*----------------------------------------------------+ 0110.00 C GOTO DSPLY 0111.00 C ENDIF CF04
■まとめ
LINKとは機能キー操作をLINKに置換えたものです。
機能キー操作をLINKに変えるGUI化はエンド・ユーザーに操作をよりわかりやすく
簡単なものに見せることができます。