コマンド

60. コマンドの基本(3)

コマンド入力を身近かものにするための3つのテクニックを
紹介しよう。
こんなに簡単な操作だけでコマンドを自然に覚えられる方法である。
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(1) CMD名(動詞) + 文字「*」でコマンドを検索

最初のテクニックはコマンドを探す方法である。
コマンドは「動詞」+ 「名詞」が基本であることを最初に説明した。
そこでコマンド入力画面で

「動詞」+ * で実行するとその動詞のコマンドが一覧で表示されて
その中から求めるコマンドを選択することができる。

例えば

     DSP* 
   

で実行すれば

                                コマンドの選択                  
                                                                
 オプションを入力して,実行キーを押してください。               
   1= 選択                                                      
                                                                
 OPT   コマンド   [bボ[メー      テキスト                         
      DSPACC      QSYS         アクセス・コード表示             
      DSPACCAUT   QSYS         アクセス・コード権限表示         
      DSPACTPJ    QSYS         活動事前開始ジョブの表示         
      DSPACTPRFL  QSYS         活動プロファイル・リスト表示     
      DSPACTSCD   QSYS         活動化スケジュールの表示         
      DSPAPPNINF  QSYS        APPN 情報表示                     
      DSPASPSTS   QSYS        ASP 状況の表示                    
      DSPAUDJRNE  QSYS         監査ジャーナル項目の表示         
      DSPAUT      QSYS         権限の表示                       
      DSPAUTHLR   QSYS         権限ホルダー表示                 
      DSPAUTL     QSYS         権限リスト表示                   
      DSPAUTLDLO  QSYS         権限リスト DLO 表示              
                                                                

のようにして DSP… で始まるコマンド名がすべて表示される。

(2) コマンド入力画面で何も入力せずにF4キーを押す

コマンド入力画面で何も入力せずにいきなりF4キーを押すとコマンド選択のメニューが
次のように表示されて必要なコマンドを探すことができる。

MAJOR                   メジャー・コマンド・グループ                           
                                                         システム :   Sxxxxxx
次の1つを選択してください。                                                   
                                                                               
     1. コマンド名によるコマンド選択                              SLTCMD       
     2. 動詞コマンド                                              VERB         
     3. 主語コマンド                                              SUBJECT      
     4. オブジェクト管理コマンド                                  CMDOBJMGT    
     5. ファイル・コマンド                                        CMDFILE      
     6. 保管および復元コマンド                                    CMDSAVRST    
     7. 実行管理コマンド                                          CMDWRKMGT    
     8. データ管理コマンド                                        CMDDTAMGT    
     9. 機密保護コマンド                                          CMDSEC       
    10. 印刷コマンド                                              CMDPRT       
    11. スプーリング・コマンド                                    CMDSPL       
    12. システム制御コマンド                                      CMDSYSCTL    
    13. プログラム・コマンド                                      CMDPGM       
                                                                      続く ... 
選択項目またはコマンド                                                         
===>                                                                           
                                                                               

(3) コマンドの入力には CALL QCMD を使う

IBMの特約店のSEやソフト会社のSEの操作を見ていると
メニューのわずか一行だけのコマンド入力画面で一生懸命に
コマンドを入力してしかもF9キーで以前の入力を検索している人を見かける。
これを始めから

CALL QCMD でコマンド入力画面を作っておけばカーソルを複製したいコマンドの行に移動して
F9キーを押せば簡単に複製することができて頭で以前のコマンドを覚えておく必要がない。
弊社の操作はすべてこのCALL QCMDの画面で操作していて他の操作はほとんどない。
  これはS/38(~System38)のコンソールはすべてこのQCMDであったがAS400になってからは
QCMDは初期値ではなくなったがこのQCMDのほうが圧倒的に便利である。

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