コマンド入力を身近かものにするための3つのテクニックを
紹介しよう。
こんなに簡単な操作だけでコマンドを自然に覚えられる方法である。
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(1) CMD名(動詞) + 文字「*」でコマンドを検索
最初のテクニックはコマンドを探す方法である。
コマンドは「動詞」+ 「名詞」が基本であることを最初に説明した。
そこでコマンド入力画面で
「動詞」+ * で実行するとその動詞のコマンドが一覧で表示されて
その中から求めるコマンドを選択することができる。
例えば
DSP*
で実行すれば
コマンドの選択 オプションを入力して,実行キーを押してください。 1= 選択 OPT コマンド [bボ[メー テキスト DSPACC QSYS アクセス・コード表示 DSPACCAUT QSYS アクセス・コード権限表示 DSPACTPJ QSYS 活動事前開始ジョブの表示 DSPACTPRFL QSYS 活動プロファイル・リスト表示 DSPACTSCD QSYS 活動化スケジュールの表示 DSPAPPNINF QSYS APPN 情報表示 DSPASPSTS QSYS ASP 状況の表示 DSPAUDJRNE QSYS 監査ジャーナル項目の表示 DSPAUT QSYS 権限の表示 DSPAUTHLR QSYS 権限ホルダー表示 DSPAUTL QSYS 権限リスト表示 DSPAUTLDLO QSYS 権限リスト DLO 表示
のようにして DSP… で始まるコマンド名がすべて表示される。
(2) コマンド入力画面で何も入力せずにF4キーを押す
コマンド入力画面で何も入力せずにいきなりF4キーを押すとコマンド選択のメニューが
次のように表示されて必要なコマンドを探すことができる。
MAJOR メジャー・コマンド・グループ システム : Sxxxxxx 次の1つを選択してください。 1. コマンド名によるコマンド選択 SLTCMD 2. 動詞コマンド VERB 3. 主語コマンド SUBJECT 4. オブジェクト管理コマンド CMDOBJMGT 5. ファイル・コマンド CMDFILE 6. 保管および復元コマンド CMDSAVRST 7. 実行管理コマンド CMDWRKMGT 8. データ管理コマンド CMDDTAMGT 9. 機密保護コマンド CMDSEC 10. 印刷コマンド CMDPRT 11. スプーリング・コマンド CMDSPL 12. システム制御コマンド CMDSYSCTL 13. プログラム・コマンド CMDPGM 続く ... 選択項目またはコマンド ===>
(3) コマンドの入力には CALL QCMD を使う
IBMの特約店のSEやソフト会社のSEの操作を見ていると
メニューのわずか一行だけのコマンド入力画面で一生懸命に
コマンドを入力してしかもF9キーで以前の入力を検索している人を見かける。
これを始めから
CALL QCMD でコマンド入力画面を作っておけばカーソルを複製したいコマンドの行に移動して
F9キーを押せば簡単に複製することができて頭で以前のコマンドを覚えておく必要がない。
弊社の操作はすべてこのCALL QCMDの画面で操作していて他の操作はほとんどない。
これはS/38(~System38)のコンソールはすべてこのQCMDであったがAS400になってからは
QCMDは初期値ではなくなったがこのQCMDのほうが圧倒的に便利である。
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