プリンタ・セッションというのはSCS印刷ストリームを
プリンタ用に合う印刷ストリームに変換するプリンタ・ドライバの
役目を果たしているものです。
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それでは5577印刷装置はIBM製であるのになぜプリンタ・セッションが
必要になるのでしょうか?
それはIBMが最初に開発したSCS印刷ストリームの標準は
5553印刷装置であるからです。
5553印刷装置であればプリンタ・セッションを必要とせずに
直接ネットワークにつなげはIBM iから印刷することができますが
5577印刷装置は5553型から比べて拡張されているため
プリンタ・セッションが必要となります。
もちろんSpoolライターVer5.0を使ってLPR印刷を指定すると
5577印刷装置に直接印刷することができてプリンタ・ドライバを
廃止することができます。
ただし5577印刷装置はPDFを印刷することはできませんので
LPRでは出力は*PDFではなく*PRINTを指定してください。
また5577印刷装置はIPPにも反応しますが実際には
IPPで印刷することはできません。
5577印刷装置でPDFを印刷しようとしたユーザーがいましたが
5577印刷装置はかなり古いプリンタですのでPDF印刷はできません。
( 5577印刷装置が発売されたときはPDFもIPPも世の中にはありませんでした)