AFPやAPWなどこれまで有償であったライセンス・プログラムが
一斉に無償化されたのでAFPを使える機会も多くなりました。
AFP印刷スプールもCPYSPLFでPDF化できるようになりましたが
次のような問題が発見されました。
・CHRSIZキー・ワードの指定はエラーとなって無視される。
・HIGHLIGHTキー・ワードの指定もエラーとなって無視されてしまう
・漢字「覧」の文字のフォント・サイズは変更されない。
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…まず最初にCHRSIZキー・ワードによるフォント・サイズの変更は
CPYSPLFによって CPD408A のエラーが発生してCHRSIZの指定は無視されてしまいます。
これはCPYSPLFが内部的に仮想プリンタを使用しているのですがその仮想プリンタには
フォント・サイズの基礎となる常駐フォントがないためCHRSIZを処理できなくなっているとの
IBMの説明です。(仮想プリンタはCPYSPLF内部の話であって実存していません。)
次に HIGHLIGHTキー・ワードが無効になるのも同じ理由とIBMの説明にあります。
これらはIBMによる設計ミスであると思われます。
次に「覧」の文字の拡大フォントはIBMのフォント・テーブルに登録がないようなので
「一覧表」を「明細表」のようにして別の表現にするしかありません。
■ IBM の対応
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この問題をIBMにも相談しましたが解決方法はありませんでした。
現状では対策がないというのがIBMの答えでした。
しかし今回の件ではIBMによく調査のご協力を頂きました。
■ 他社製品の対応
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他社製品ではAFPの設定は難しいからAFPを使うのはあきらめて
うちの製品を使えと言う趣旨のかなり乱暴な答えが公開されていましたが
これでは全くAFPのPDF化の解決にはなりません。
この会社の技術力ではあきらめるしかなかったのかも知れませんが
それではAFPの罫線や倍角印字の印刷が失われてしまいます。
■ SpoolライターVer5.0の解決
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そこで SpoolライターVer5.0の CRTEXPRTF(=拡張印刷ファイルの作成)で印刷ファイル(*PRTF)を
作成すればAFPのCHRSIZやHIGHLIGHTキー・ワードも正常に働いてPDF化されるようにしました。
それと同時にAFPをご使用のお客さまもAFP印刷スプールをSpoolライターVer5.0で
正しくAFPもPDF化することができるようになりました。
もちろんCHRSIZキー・ワードもHIGHLIGHTキー・ワードも正しく動作します。
AFPの設定もご相談ください。
これでSpoolライターVer5.0はAFPをサポートする初めてのそして唯一の製品となりました。
追ってホーム・ページで正式に対応を公示する予定です。
SpoolライターVer5.0のお問合せやWeb会議でもデモのご用命はこちらからどうぞ。
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