FTP をいつも対話式で実行するのではなく、あるバッチ・ファイルに保管しておいた内容に従って、定型業務として繰り返し実行させたいようなことはないだろうか?
FTP はコマンドラインのスイッチと呼ばれるパラメータがあり、このうち s スイッチを使えばバッチ転送を指定することができる。
- バッチ・ファイルを次のようにメモ帳などで.TXTファイルとして作成しておく (C:\MYBATCH.txt とする)
open 192.168.1.1 USER PASSWORD put C:\MYFILE.TXT QGPL/QRPGSRC.MYPGM quote rcmd CRTRPGPGM MYLIB/MYPGM SRCFILE(QGPL/QRPGSRC) SRCMBR(MYPGM) quit
- バッチ・ファイルの実行を指定するFTP
FTP -s:C:\MYBATCH.txt
として実行する。
この FTP -s …. は BCHとしてWindows に保管してBATCH として実行させることができる。
また、FTP -sC:\MYBATCH.txt > C:\ftplog.txt
とすれば後で FTP のログ・ファイル ftplog.txt の内容を確認することができる。
FTP -s ….. は VisualBASIC や C++ Access や Excel の VBA ら WinExec API などで呼び出して実行してもよい。応用すれば Excel のマクロ(VBA)で FTP によってファイルをダウンロードして Excelでオープンする製品もどきを開発することも可能だ。
しかし最もカンタンにExcelダウンロードを実現するには Chicago を使うことであるのはいうまでもない。