C/400 で UNIX 関数の使用方法を調べるときに System i の API マニュアルだけでは
十分な情報が得られない場合がある。
UNIX タイプ API は次のように多種多様である。
– 環境変数API | ・・・・ | getenv, putenv |
---|---|---|
– IFS ファイル操作 | ・・・・ | open, close, lstat, read, write, ... |
– プロセス間通信 | ・・・・ | msgsnd, msgrcv, ... |
– シグナル | ・・・・ | kill, sigaction, sleep, pause, ... |
– ソケット | ・・・・ | socket, accept, bind, connect, read, send, sendmsg, ... |
– プロセス関連 | ・・・・ | getpid, getopt, ... |
– その他 |
TCP/IP 通信系のプログラムや IFSストリーム・ファイルを扱う場合には無意識に、
これらの UNIX タイプ APIとしての関数を利用している。
さてこれらの関数の使用方法は、元々これらは UNIX の関数であるのだから IBM の UNIX、
つまり AIX のマニュアルを参考にすることを考えてよいのである。
従って これらの関数のサンプル・ソースや説明を参照するのであれば、いっそ始めから AIX の
インフォメーション・センターを参照すれば良い。
インフォメーション・センターは何も System i だけに存在するのではなく AIX 用にも用意されている。
(ただし System i の UNIX 関数は、AIX と完全に互換性があるわけではないので動作検証は必要である。)