先の「在宅ワークのためのPDF出力」に続いてたった一行だけの記述で
テレワークを可能にする方法を紹介します。SpoolライターVer5.0には OntheWeb機能がありOUTQにあるスプールを
PDF化して表示する機能があります。[SpoolライターVer5.0のOntheWeb機能]
ところが印刷するとスプールはOUTQから無くなってしまいます。
そこで印刷業務を実行してもOUTQにスプールが
留まっておくようにすれば自宅にいてもOntheWebで
自由にスプールを選択してPDF化することができます。なるべく既存の適用業務には手を入れたくはありません。
このことを最も簡単に実現する方法をご紹介します。(1)テレワーク専用のユーザー・プロフィールを作成する。
CRTUSRPRF USRPRF(TELE) INLPGM(QTROBJ/TELECL) AUT(*ALL)
としてユーザー・プロフィール: TELE を作成しました。
(必要な特殊権限はお客様で追加してください。)
初期プログラムは TELECL です。(2)初期プログラムに OVRPRTF を指定する。
初期プログラム : TELECL は次のとおりです。
0001.00 PGM 0002.00 DCL VAR(&MSG) TYPE(*CHAR) LEN(80) 0003.00 CHGMSGQ MSGQ(MN00) DLVRY(*HOLD) 0004.00 MONMSG CPF2400 0005.00 CHGLIBL LIBL(QTRFIL QTROBJ QTRSRC QGPL QTEMP) 0006.00 OVRPRTF FILE(*PRTF) SAVE(*YES) 0007.00 GO QTROBJ/MN00 0008.00 ENDPGM[解説]
挿入して頂きたいのは
0006.00 OVRPRTF FILE(*PRTF) SAVE(*YES)のたった一行です。
OVRPRTF *PRTF を指定すればこのユーザー・プロフィールで実行するすべての
印刷業務のスプールは SAVE(*YES) になります。SAV(*YES)になったスプールはいつものようにどこかのプリンタに印刷出力されますが
印刷後もスプールは消えることなくOUTQに留まり続けます。このたった一行を追加した在宅用のユーザー・プロフィールと
初期プログラムを作成するだけでいつでもSpoolライターVer5.0による
PDF参照が可能になります。ぜひ在宅ワークにお役立てください。
SpoolライターVer5.0