SpoolライターVer5.0

33. POSITION(位置指定)キー・ワード

指定印刷用紙の場合は必ずしもIBM i の行/桁の位置に正確に
印刷位置が収まらない場合があります。
IBM iの印刷は元々インチを基本として設計されていますが
日本の用紙の規格は A4, A5, B3, …などの模造紙をベースとした
用紙の規格であるからです。
( A3, A4, …などの日本の用紙サイズは海外には存在しません。)

*AFPでは POSITIONキー・ワードによって 1/1000ミリ単位での
調整が可能ですがSpoolライターVer5.0では *SCS印刷ストリームで
あっても POSITIONキー・ワードによる位置指定が可能むです。

OVELAY印刷のときにPOSITIONキー・ワードも併せて指定すると
微妙な印刷位置の指定が可能になります。

■ キー・ワードの型式

POSITION(行、桁)

フィールドの印刷位置を POSITION で指定した場所に移動して印刷します。
行、桁は小数点以下 2桁まで指定することができます。
行および桁はどちらも指定が必要です。
どちらかを省略することはできません。

[例]


    A       SURYO          9Y 0    13
    A                                POSITION(2.10 45.32)

相対位置の指定

POSITIONキー・ワードは相対位置を指定して印刷することもできます。

[例]


    A         BHNCOD       14A  O     20
    A                                   POSITION(+10 -1)

POSITIONキー・ワードは標識を条件づけることもできます。

[例]


    A       SURYO          9Y 0    13
    A  42                           POSITION(2.10 45.32)

POSITIONキー・ワードのくわしい説明はSpoolライターVer5.0マニュアルを参照ください。