スプールに埋め込まれているFAX番号やメール・アドレスなどを読取るための
コマンド: RTVSPLF (スプール・ファイル検索)コマンドを追加しました。
RTVSPLFコマンドは任意のスプールの行番号、列開始位置からの長さを
指定して文字を取り出すことができます。
スプール・ファイル検索 (RTVSPLF) 選択項目を入力して,実行キーを押してください。 スプール・ファイル . . . . . . QPRINT 名前 ジョブ名 . . . . . . . . . . . * 名前 , * ユーザー . . . . . . . . . . 名前 番号 . . . . . . . . . . . . 000000-999999 スプール番号 . . . . . . . . . *ONLY 1-9999, *LAST, *ONLY 取り出し位置 : 行数 . . . . . . . . . . . . 6 1-255 桁位置 . . . . . . . . . . . 2 1-378 長さ . . . . . . . . . . . . 15 1-128 戻り値 . . . . . . . . . . . . &RTNVAR 文字値 終り F3= 終了 F4=プロンプト F5= 最新表示 F12= 取り消し F13= この画面の使用法 F24= キーの続き
[解説]
このコマンドはユーザーCLPの中に組み込んで使用するためのものであり
戻り値: &RTNVARを指定するとそこに上図であれば
6行目、2桁目から15バイトの文字列を取り出して &RTNVARに取得するものです。
スプールの所定の位置にFAX番号やメール・アドレスを埋め込んで出力しておくと
この取り出した値によってCVTSPLFコマンドでFAXやメール送信に役立てるように
するためです。
この機能はお客さまが他社製品からの移行をスムースに行えるようにとの
ご要望から実現したものです。
PDF変換のために専用のWindowsサーバーを必須とするソリューションから
SpoolライターVer5.0への移行を希望されているお客さまのために
開発したものです。
マニュアルも近日中に追加の予定です。
RTVSPLFを利用したFAX送信のサンプル・ソースも用意しましたので
この記事に続いて公開の予定です。
SpoolライターVer5.0であればIBM iだけですべては完結致します。
WindowsサーバーもクライアントPCへの導入も必要ありません。
ぜひSpoolライターVer5.0をご検討ください。
またこの機能は製品の一部になりますですが多くのIBMユーザーにソースの公開を予定していますので
ご利用ください。
SpoolライターVer5.0の製品紹介はこちらから。