the WINDOWSライター

3. IBM iからの直接印刷とは(2)

前回、IBM iからの直接印刷の方法としては

1.SCSストリーム——->(プリンタ・ドライバ)——>プリンタ

2.SCSストリーム–>( PDT テーブル )–(LPR)——–>プリンタ

と説明致しました。
ただし2.の方法ではLPRをサポートしていないブリンタには印刷できないとも
説明しました。
それではPDTを使っての印刷ですべてのプリンタに印刷する必要がある場合は
どのようにすればよいのでしょうか?
プリンタ・ドライバに送信すればすべてのプリンタに説明しましたように
PDTテーブルで変換したストリームをプリンタ・ドライバに送ってやれば
よいのです。
従って

2.SCSストリーム–>( PDT テーブル )———–>(プリンタ・ドライバ)——>プリンタ

という方法が考えられます。
この方法であればPDT変換も行ってすべてのプリンタに印刷することができます。
ただし

 プリンタ・ドライバに印刷する

ということは

[利点] すべてのプリンタに印刷することができる

という利点がある一方で

[欠点] Windowsを利用する—>Windowsバージョンの影響が残る

プリンタ・ドライバの導入が必要である

という問題が残ります。
LPRによる印刷であればプリンタに直接LPRで送信して印刷するわけですから
完全にWindowsの影響から逃れることができます。