IBM iのコマンド入力画面では多くの人が
次のようなメニューの入力画面でコマンドを打鍵して
実行している。
[解説]
しかしこの方法だと以前に使用したコマンドを再利用しようと思えば
F9キーを繰返し押して以前に使用したコマンドを探さなければならない。
また自分がどのようなコマンドを実行したのかをすべて記憶して
おかなければならない。
こんな不便なことがあるだろうか?
多くの人はこれが普通だと思っているかも知れないが
この検索方法に不便を感じないだろうか?
IBM iを利用していて不便だなとか回りくどいとか感じたら
必ずそれに代わる方法が用意されているはずであり
不便と漢字る方法は正しくないと認識して頂きたい。
メニューのコマンド入力画面で CALL QCMD +[実行]を行うと
次のように複数行のコマンド入力画面が表示される。
[解説]
この複数行のQCMD入力画面に対してコマンドを入力して
実行すれば実行したコマンドのヒストリーは次のように
画面に残っているのが一目瞭然で表示される。
[解説]
あとは再起動したいコマンドの行にカーソルを移動して
その行で「F9= コマンドの複写 」を行えば
その行が最下行に複写されて実行することができる。
メニュー画面でコマンドを打鍵することがいかに非合理なことであるか
理解できると思う。
S/38 ではCALL QCMDの画面が標準であったのでCALL QCMD に
慣れている人は多いのだろうがIBM i(AS/400)からの入門者では
知らない人が追いようである。
今日からぜひCALL QCMDを使うようにすれば今までのストレスは
解消されるはずである。