RPG

43. ILE-RPG のコンパイルの必須注意点とは!?

ILE (統合化開発環境)で開発するための注意点がいくつかある。

まず RPGソース・ファイルは CRTSRCPF で 112バイトを指定しておく。

ILEでは、

  • CRTXXXMOD でモジュールを作成
  • CRTPGM で実行プログラムを生成する

モジュールとは Windows上での DLL のようなものだ。

複数のモジュールをバインドして 1本のプログラムにまとめる。

これらを連続して生成するのが CRTBNDXXX である。

従来の OPM-RPG の CRTRPGPGM に相当するのがCRTBNDRPG である。

ILEでは、

C/400 で生成されたモジュール   |
RPG   で生成されたモジュール   | => 1本のPGM にバインド
CLP   で生成されたモジュール   |

することができる。つまり 異なる開発言語をシームレスに結合できる。

それが 「統合化」といわれる所以である。ところで CRTRPGMOD xxxx の次は

CRTPGM BNDSRVPGM(MYLIB/MYMOD) ACTGRP(*CALLER)

と活動化グループ を *CALLER に指定しておかないとOPMから移行されたプログラムは

予測のつかない動作になってしまう。

米国では 機会あるごとに *CALLER にすることを注意している。

他のパラメータの初期値にも 問題はあるのだが少なくともこれだけは押さえておきたい。