C400

74. もうひとつの IBM インフォメーション・センター

C/400 で UNIX 関数の使用方法を調べるときに System i の API マニュアルだけでは

十分な情報が得られない場合がある。

UNIX タイプ API は次のように多種多様である。

– 環境変数API ・・・・ getenv, putenv
– IFS ファイル操作 ・・・・ open, close, lstat, read, write, ...
– プロセス間通信 ・・・・ msgsnd, msgrcv, ...
– シグナル ・・・・ kill, sigaction, sleep, pause, ...
– ソケット ・・・・ socket, accept, bind, connect, read, send, sendmsg, ...
– プロセス関連 ・・・・ getpid, getopt, ...
– その他

TCP/IP 通信系のプログラムや IFSストリーム・ファイルを扱う場合には無意識に、

これらの UNIX タイプ APIとしての関数を利用している。

さてこれらの関数の使用方法は、元々これらは UNIX の関数であるのだから IBM の UNIX、

つまり AIX のマニュアルを参考にすることを考えてよいのである。

従って これらの関数のサンプル・ソースや説明を参照するのであれば、いっそ始めから AIX の

インフォメーション・センターを参照すれば良い。

インフォメーション・センターは何も System i だけに存在するのではなく AIX 用にも用意されている。

(ただし System i の UNIX 関数は、AIX と完全に互換性があるわけではないので動作検証は必要である。)

【例】