コマンド

64. コマンドの省略値は変更しない

CHGCMDDFTキー・ワードでコマンドの初期値を変更することができることは
結構知られているようであるが、しかしコマンドの省略値は変更しないことが
次の理由によって望ましい。

(1)コマンドの変更を忘れてしまう

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最も多い理由はコマンドの初期値、省略値を変更する人に限って
自分がどのコマンドのどのパラメータを変更したのかを
忘れてしまう人が多い。
あるユーザーで導入のトラブルがあって原因は
ユーザーによるコマンドのパラメータの初期値が変更されてしまって
いたことに起因して正しく導入できなかったことがある。
このユーザーに他にどのようなコマンドの初期値を変更したのかを
聞くと「覚えていない」と言ったので驚いたことがある。
しかも管理もしていないということでさらに驚いた。

(2)不要なトラブルを誘発する

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先の導入の問題だけでなく多くプログラムやソフトウェア製品の
動作に問題が起こることがあるので厳にコマンドの調略値の変更は
避けるべきである。
他の協力会社や特約店SEなどの外部からの来訪者による
調査などに予測できないも問題を生じるやそれがある。

(3)リリース・アップやリプレースで問題が発生する

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別の新しいIBM iに買い替えたときにコマンドの変更点が
移行されないと今までの動作が気づかないうたに
変わってしまうことになる。
先の例のようにコマンドを偏光する人に限って変更したことを
忘れていたり管理されていないので自分でトラブルが起こるような原因を
作っているようなものである。

(4) IBM提供の値はむやみに変更してはいけない

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このようにコマンドの調略値でなくてもIBM提供のシステム値を
十分な値時や経験のないままに変更してしまうと
予測していなかった不要なトラブルに見舞われることになる。
特に海外輸入製品でシステム値を数多く変更するような製品は
論外であってどこに影響が出るのか予測できなくなってしまうので
システム値の変更が必要な海外輸入製品は試供版であっても
導入すべきではない。
もし万一、導入した場合でも試供版を削除した後では
システム値を必ず元に戻すことを忘れてはいけない。