コマンド

37. パラメータに独自の説明を与えるには

コマンド入力では各パラメータには後続するメッセージとして

文字値 や 名前 , *LIBL, *CURLIB

などのメッセージが表示されるのは良く知られている。
この部分に説明となる独自のメッセージを与えることができる。

まず自分でメッセージ・ファイルを用意しておいて
独自のメッセージを自分のメッージ・ファイルに登録する。

次にコマンドのパラメータの CHOICEキー・ワードに
CHOICE(MSG0001) のようにメッセージIDを記録しておく。

最後にコマンド作成時にプロンプト・テキスト用メッセージ・ファイルとして
自分のメッセージ・ファイルの名前を宣言してコマンドを作成する。

という感じでありかなり簡単である。

 [例]

0001.00              CMD        PROMPT(' テストコマンド ')                   
0002.00              PARM       KWD(PWD) TYPE(*CHAR) LEN(10) DFT('qtr1129') +
0003.00                           CASE(*MIXED) +                             
0004.00                           PROMPT(' パスワード ')                     

[最初の実行結果]


                          テストコマンド  (TESTCMD)    
                                                       
選択項目を入力して,実行キーを押してください。         
                                                       
パスワード  . . . . . . . . . .   'qtr1129'      文字値
                                                       

[修正後のソース]

0001.00              CMD        PROMPT(' テストコマンド ')                    
0002.00              PARM       KWD(PWD) TYPE(*CHAR) LEN(10) DFT('qtr1129') + 
0003.00                           CASE(*MIXED) DSPINPUT(*NO) +                
0004.00                           CHOICE(WAT0003) PROMPT(' パスワード ')      

[コンパイル]
CRTCMD CMD(OBJLIB/TESTCMD) PGM(OBJLIB/TESTCMDCL) SRCFILE(SRCLIB/QCMDSRC)
PMTFILE(OBJLIB/MYMSGF *DYNAMIC) AUT(*ALL)

[メッセージを追加]
ADDMSGD MSGID(WAT0003) MSGF(OBJLIB/MYMSGF) MSG(‘ 入力できますが表示されません。’)

[結果]


                           テストコマンド  (TESTCMD)                        
                                                                            
 選択項目を入力して,実行キーを押してください。                             
                                                                            
 パスワード  . . . . . . . . . .                  入力可ですが表示されません