以前に「28.NetServer と QNTC」で紹介したように
IFSにはQNTCという名前の特別なフォルダーが存在していて
この /QNTCを通して構内LANの共有フォルダーにアクセスすることができる。
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例えば 構内の IP: 192.168.1.54 のWindowsサーバーの共有ファルダー内に
製品や部品の画像ファイルが保管されていてそれをプログラムで
参照したいのであれば
CRTDIR DIR('/QNTC/192.168.1.54') DTAAUT(*RWX) OBJAUT(*ALL)
と仮想ディレクトリーを作成しておけば
Windowsサーバーの共有ファルダーをIBM iからアクセスできるようになる。
しかし
IPL によってこのQNTCの設定は失われてしまう
ということが判明した。
これは
https://www.ibm.com/docs/ja/i/7.1?topic=qntc-creating-directories-in-file-system
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としてIBMによって公開されている。
そこでIPL時にもこのDIRが再作成されるようにするには
スタートアップ・プログラム : QSTRUP に次のように登録しておけばよい。
[ QSTRUP ]
PGM : 0051.00 NOWTRS: 0052.00 QSYS/STRTCP /* QTR ADD */ 0053.00 MONMSG MSGID(CPF0000) 0054.00 CRTDIR DIR('/QNTC/192.168.1.54') DTAAUT(*RWX) + 0055.00 OBJAUT(*ALL) 0056.00 MONMSG MSGID(CPF0000)
[解説]
QSTRUP には TCPIPが開始されるように NOWTRS の直後に QSYS/STRTCP を
行けておく必要がある。
その次には CRTDIR コマンドを記述してIPLによって失われたDIRを
再作成するようにする。
これによってQNTCの共有フォルダー記述も復活することができる。
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