先に説明したように IFS とはストリーム・ファイルを保管する場所である。
IFS は統合化ファイル・システム( = Integrated File System ) の名前が
示すように私達が普段、使っているライブラリー・システムも実は IFS の一部である。
- IFS は PC と Windows, MS-DOS や UNIX, Linux と互換性のある
ストリーム・ファイルを IBM i 内部に保存しておく領域である。 - ストリーム・ファイルは CD-ROM や Windows, UNIX, Linux と互換性がある。
- ストリーム・ファイルは他の IBM i
特に i5/OSリリースの異なる IBM i とも互換である。 - IFS のフォルダー(ディレクトリー)は Windows の文字「\」ではなく
「/」で区切られて表現する。 - IFS のルート・フォルダーとは「/」であり最上位の HOME を意味する。
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覚えておきたい特別なIFS
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IFS名 意味と内容 /QOPT CD-ROM 光学装置 /QFileSvr.400 他のIBM i システムのIFSディレクトリー /QNTC Windows ファイル共有 /QSYS.LIB IBM i の伝統的なライブラリー・システム /QDLS オフィス・ビジョン / ルート・ディレクトリー -
IFS を検索するためのツール
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■ WRKLNK コマンド . . . . . . . . . . . . 5250エミュレータ環境でのコマンドで
IFS を検索するために最もよく使用する■ Qshell または PASE 環境 . . . . 5250エミュレータ環境で
STRQSH コマンドで
PASE環境を開始してそこで検索する■ Windows ネットワーク環境 . . . . Windows ネットワークに Net サーバーで組み込めば
Winエクスプローラで表示することができる。
ただしこの方法は他のユーザーにも見られてしまうので
機密保護の注意が必要である。■ Ftp コマンド . . . . . . . . . . . . . . . . . . Ftp の quote site NAMEFMT 1
または FFFTP (Ftp ユーティリティ)を使えば
見やすく表示することができる。 -
IFS に入出力するツール
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IFS にファイルや画像をアップロードしたり IFS からダウンロードするには
Ftp が最もよく利用される。
あるいは Net サーバーでオープンされているなら
Windows エクスプローラでコピー&ペーストが可能だが
慣れないうちは Ftp を使うのが最も確実だろう。【 DOS コマンドを使った Ftp によるアップロード 】
Windows の [スタート] – [コマンド・プロンプト] によって
DOS窓をオープンする。ftp 192.168.1.1 user>MYUSER password>MYPASS (非表示) > bin (バイナリー・モード、つまり非変換) > put c:\temp\MYFILE.TXT /MYDIR/MYFILE.TXT ( c:\temp\MYFILE.TXT --> /MYDIR/MYFILE.TXT にアップロード ) > quit ( Ftpを終了する) > exit ( DOS窓を終了する)