「27. ライブラリーを PCファイルへダウンロードするには?」 でPC上へ保管された *SAVF
を
iSeries/i5 へ復元する方法を解説する。
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1. ライブラリー QGPL 上へ *SAVF を作成する。
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アップロードの前には必ず空の
*SAVF
を作成しておく必要がある。
*SAVF
を作成しなくてもアップロードすることはできるが、Ftp によって自動作成されたファイルは*SAVF
とはならないので、アップロードした後でライブラリーを復元することはできなくなってしまう。
例えばライブラリーMYLIB
を復元するのであればCRTSAVF QGPL/MYLIB AUT(*ALL)
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2. Ftp を使って *SAVF を iSeries/i5 へアップロードする。
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Windows の DOSを起動します。
例えば Win2000 であれば次の要領です。【 スタート] – [プログラム] – [アクセサリ] – [コマンド・プロンプト】
DOS窓で次のように Ftp を使って PCから
QGPL/MYLIB
へアップロードします。
下記の例では iSeries/i5 の IPアドレスが 192.168.1.1 の場合です。ftp 192.168.1.1 USER qsecofr PASS ******* bin put c:\MYDIR\mylib.savf qgpl/mylib quit exit
【 解説 】
コマンド
bin
によってバイナリー・モードで無変換でアップロードすることを指示しています。 -
3. QGPL の *SAVF からライブラリーを復元する。
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RSTLIB
またはRSTOBJ
コマンドを使って*SAVF
から ライブラリーを復元します。RSTLIB SAVLIB(MYLIB) DEV(*SAVF) SAVF(QGPL/MYLIB) OPTION(*ALL) MBROPT(*ALL) ALWOBJDIF(*ALL) RSTLIB(MYLIB)
【 解説 】
MBROPT(*ALL)
ALWOBJDIF(*ALL)
とは同じ名前のオブジェクトがあれば上書きする
ことを指示しています。この指定がないと同じ名前のオブジェクトがあってもRSTLIB
コマンド
によって上書きして復元されることはありませんので必ず指示するようにしてください。
「機密保護が変更された」云々のメッセージが表示されることがありますがそれはエラーでは
ありません。単に所有者が変更されたことを通知しているだけです。