NETSTAT のオプション=2 は「経路情報の表示」である。
[ NETSTAT 2. IPV4 経路情報の表示 ]
TCP/IP 経路情報の表示 システム : Sxxxxxxx オプションを入力して,実行キーを押してください。 5= 詳細の表示 OPT 経路宛先 サブネット・マスク ネクスト・ホップ 使用可能な経路 127.0.0.0 255.0.0.0 *DIRECT *YES 192.168.1.0 255.255.255.0 *DIRECT *YES 218.44.135.16 255.255.255.248 *DIRECT *YES 224.0.0.0 240.0.0.0 *DIRECT *YES 224.0.0.0 240.0.0.0 *DIRECT *YES 224.0.0.0 240.0.0.0 *DIRECT *YES *DFTROUTE *NONE 218.44.xxx.yy *YES 終わり F3= 終了 F5= 最新表示 F9= コマンド入力行 F11= 経路タイプの表示 F12= 取り消し F13= カラムによる分類 F20=IPV6 経路の表示 F24= キーの続き
[解説]
ここで重要な見るべきポイントは *DFTROUTE のIPアドレスである。
*DFTROUTE の「ネクスト・ホップ」が 218.44.xxx.yy (=xx, yyは伏せ字)であるということは
このIBM iから接続されている次のHUBまたはルーターのIPアドレスが
218.44.xxx.yy であることを示している。
このIPアドレスに対してPINGがと選らない場合はこのIBM iから外部へのネットワーク接続が
できないことを意味している。
逆に言えばこのIBM iが外部ネットワークに接続可能であるかどうかを調べるには
このIPアドレスに対してPINGを発行すればよいことになる。
※PING とは
ネットワークにまだ詳しくない方のために説明するとPINGというのはTCP/IPの接続検査を
行うためのUNIXのコマンドである。
IBM iでもUNIXと同じPINGというコマンドを使用することができるようになっている。
IBM iのコマンドは一般的には
動詞3文字 + 目的語3文字
の形式で構成されていることが多いのだが業界標準となっているUNIXの有名な
コマンドも使用できるようになっている。
TCP/IPの接続検査を行う PING というコマンドもそのひとつである。