パネル・グループのソースはメニューになることは良く知られていて
このサイトでも「13. 超簡単なメニューの作成」
でパネル・グループを使ったメニューの作成方法を紹介した。
IBM iのメニューの100%近くはこのパネル・グループによって作成されている。
元々パネル・グループとはIBMの開発のための社内用のソースであり
IBM iだけでなく IBM z にも使われている。
弊社の製品のすべてのメニューもパネル・グループによって作成されている。
さてここではそのメニューの機能をもう少し拡張したい場合のテクニックを
いくつか紹介する。
最初のテクニックは
・操作情報をエンド・ユーザーに指示するには
である。
エンド・ユーザーにぜひとも操作上の重要なメッセージなどを伝えたい場合がある。
例えばF5キーを押すとこんなことができます、というような情報を伝えたいものとする。
そんなときに便利な機能が :COPYR. である。
:COPYR.はCOPYRIGHTを表示するためのPNLGRPタグであり
:PNLGRP. :COPYR. (C) COPYRIGHT OFFICE QUATTRO 2007.
のように記述しておくと
AUTOWEB AUTOWEB メニュー システム : Sxxxxxx 次の中から1つを選んでください。 AUTOWEB 構成 1. 画面設定 HTMLCFG 2. 実行環境の設定 WEBENV デバッグ 11. AUTOWEB ログ開始 STRAUTLOG 12. 終了 ENDAUTLOG HELP 用の HTML を PNLGRP で作成する 21. HELP パネル・グループの表示 DSPHLPPNL 22. HELP 用 HTML の作成 CRTHLPHTM 23. HELP 用 HTML の表示 DSPHLPHTM 続く ... 選択項目またはコマンド ===> F3= 終了 F4= プロンプト F5= 活動状況 F6= メッセージ F9= コマンドの複写 F10= コマンド入力 F12= 取消し F13= 印刷制御 (C) COPYRIGHT OFFICE QUATTRO 2007.
のようにCOPYRIGHTを表示するためのPNLGRPタグである。
これを
:PNLGRP. :COPYR. F5 キーを押して HTTP サーバーを確認してください
としておくと次のようにメニューの最下部のメッセージが表示される。
WINDOWS the WINDOWS ライター・メニュー システム : Sxxxxxxx 次の中から1つを選んでください。 ライターの開始と終了 1. サブ・システム WINDOWS の開始 STRSBS WINDOWS 2. WINDOWS ライターの開始 STRWINWTR( かんたんウィザード ) 3. 終了 ENDWINWTR 4. プリンタ定義ファイル (PDF) の保守 EDTF /WONDOWS/PDF 組織と部門を登録する 11. 部門組織の登録 WRKDEPMENT 装置記述の構成を登録と運用 21. WINDOWS ライターの構成 WRKWINWTR 22. かんたんウィザード CRTDEVAUT 続く ... 選択項目またはコマンド ===> F3= 終了 F4= プロンプト F5= 活動状況 F6= メッセージ F7= ジョブ・ログの表示 F9= コマンドの複写 F12= 取消し F24= キーの続き F5 キーを押して WINDOWS ライターを確認してください。
このメッセージは適宜に表示されるのでエンド・ユーザーに特別な使用方法を通知するのに
非常に効果的である。