社長ブログ

17. マスターズ2020は明日から

毎年、4月に米国のオーガスタ・ナショナル・カントリーで
開催されるゴルフの祭典、マスターズは世界4大メジャートーナメントの
ひとつですが今年は新型コロナのためいつもの4月ではなく
11月12日(木)(明日)より無観客試合として開催されることになりました。
ゴルフ・ファンならご存知と思いますがこのマスターズの賞金は
入場者の入場料で賄われています。
観客のことをマスターズではパトロンと呼びます。
それゆえ無観客となると賞金はどうなるのかと思いますが。

マスターズとはアマチュアのゴルフの天才ボビー・ジョーンズ
1年のあいだに世界中のすべてのメジャーで優勝し記録を打ち立てました。
いまだに彼を上回る天才は現れていません。
彼は自分でゴルフ場を設計して世界中の優れたゴルファー(マスター)を
そこに招待して競わせるようにしました。
つまり出場資格とはマスターズ委員会からの招待状が届くことです。
彼が設計したアーメン・コーナーと呼ばれるショート・ホールは
大阪で開催された花の博覧会にも設置されて話題を呼びました。

これはそこに向って打ったなら後は神にアーメンと祈ることしかない、という意味で
命名されたそうです。
ジャック・ニクラウスがここでロング・パットを入れて優勝したシーズンは
今も伝説となっています。

日本では賞金王になったにも関わらず残念ながら招待状の届かなかった選手も
います。
最近ではマスターズに招待されたものの観客の多さに驚いて
足が震えてろくにプレーできなかったと嘆いた日本の賞金王もいます。

あのタイガー・ウッズでさえ初めはオーガスタ・ナショナルでの
プレーさせるべきかクラブの審査が難航したのです。
これがオーガスタ・ナショナル・カントリーです。
 
天才ボビー・ジョーンズはメジャー制覇の後、身体の障害で
生涯、車椅子の生活になりゴルフはできなくなってしまいました。
それゆえ天才の名前が余計に惜しまれたのです。

さて今年のマスターズの放映のスポンサーになったのが
日本IBMです。
マスターズにからめたTVCMも始まっているようです。
 
観客の声援は聞こえませんが今年も世界のマスターが
腕を競うようです。
世界のマスターの競演を楽しもうではありませんか。