■ 2022年はIoT元年です
2022年は各地でIoTの展示会や相談会が活発に行われて
いますがこのコロナのまた再発状況では参加も
足が遠のいてしまいます。
しかしそれでも秋にもIoT展示会がたくさん予定されているのは
IoTの熱い盛り上がりが為しているように思えます。
コロナの中でもIoT業界の熱意は盛んなようです。
日本国内では事務管理のOA(=OfficeAutomation)はITによって
普及してきましたが作業現場と事務はまだ乖離しています。
現場と事務の中央制御が統合化されていないのです。
そのため進捗管理は遅れトラブルがあっても
中央の管理になかなか反映されません。
情報の伝達も人手に頼っているのです。
例えば自動倉庫が導入されたとしても
多くの自動倉庫とIBM iとは通信していません。
機械装置や出荷作業も同じことで
機械とIBM iとのあいだは製造指示、作業指示や
伝票の手入力だけです。
これでは省力化とは言えません。
従来型の人手による通信がいまだに残っているのです。
これを中央管理のIBM iをセンターとして
現場全体の情報をつなぐ社内全体の統合化が
会社の競争力を高めるのに必須です。
人手を介さずに機械どうしをWihiで接続できる技術が
もうあるのです。
■ IoTはMQTTプロトコルで実現
IBMは1999年にMQTTというIoTのための通信プロトコルを確立して
2019年にこれを一般公開しました。
MQTTプロトコル(=通信手順)はなるほどIoTのために
良く考えられた構造であらゆるIoTの場面が良く想定されています。
MQTTには中央サーバーにHTTPサーバーではなく
MQTTブローカーというサーバーが中央で1:N(=複数)の通信を
制御します。
これがIoTのエッセンスになります。
IBM iがMQTTプローカーになれば社内の統合化を図ることができます。
弊社ではMQTT仕様の解析を進めてようやくこのMQTブローカーの
基本処理の機能を実装するに至りました。
次の段階として実際のMQTTを搭載したハードウェアに
MQTTクライアントを書き込んでMQTTプローカーの機能を
少しずつ完成させていく段階に入りそうなところです。
今、DXと叫ばれているのはOA化からDX化として会社全体の
デジタル化が必要な段階に来ています。
現場の機械と中央のIBM iとは有線ではなく
インターネットでWiHi接続できる時代になってきましたので
その技術をDX化に生かそうというわけです。
■ 安価なチップがIoTに火を点けました
ESP8266 と ESP-WROOM-02という数センチ四方の安価なチップが
IoTを可能にしました。
このESP8266というチップのICカードはこれだけでCPUを搭載しており
またWiHi接続が可能です。
しかも単価は500円程度で秋葉原や日本橋でも手に入れることが
できます。
しかも
・Arduino(=アルディーノ)
・Raspberry Pi(=ラズベリー・パイ)
という2つの開発ツールがそれぞれの言語で
MQTTライブラリーを持っていて利用することができます。
2000円も出せば熱センサーやムーブ・センサーのあるチップも
入手することができます。
森精機やキーエンスでもこれらの機能は順次搭載されていくはずですし
簡単に後付けすることもできます。
これらのチップへのプログラムは無償でダウンロードして
PCのWindows上で開発してプログラムをチップに書き込むことが
できます。
■ IBM iがIoTの中心に
IoTを企業に取り入れてこそDX化が進みます。
しかしIBM iにはIoT関連のソリューションが無いだけではなく
MQTTプロトコルのAPIすら提供されていません。
㈱オフィスクアトロはIBM iにIoTの機能を取り入れて
お客さまがRPG/COBOL/CLPで手軽にIoTによるDXの統合化を実現して
頂くことです。
IoTの普及によって様々なお客さまでIoTのニーズが高まっていくことでしょう。
IoTを導入したいというお客さまのご要望が上がるころに備えて
今、㈱オフィスクアトロでは準備を進めています。
–㈱オフィスクアトロの開発スピードが速いのはこれまでの
開発の蓄積があるからです。
TCP/IP通信の多くの実績の積み重ねが高速で安定して動作できる
製品の開発に効果を発揮しています。
LINEの開発も驚くほど短期間で開発を終えましたが
これも過去の多くの技術力の蓄積の賜物です。
今後もご支援をよろしくお願い致します。
具体的に見えるまでもうしばらくお待ちください。
㈱オフィスクアトロはあなたの会社のIBM iの付加価値を高めて
競争力のある会社に貢献できる機能を必ず提供致します。