Python

2. Python とはどんな言語なのか

Python の特徴と言えば

・学習が簡単である。

・Web開発に向いている。

・オブジェクト指向であり拡張が容易

という点があります。
最初の学習が簡単であることがここまで普及した要因の
ひとつです。
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■ Java のクラス概念は難しい

Java は C言語からポインターの概念を取り払って
クラスという継承可能で徹底したオブジェクト拡張機能に
ありましたが極端な方向に位置していたために
学習や使用が困難でした。
またクラスを特定なものに依存せずになんでも作れると
いう考えがベースにあるため

Javaを知っていてもその会社のクラスを知らなければ
仕事ができない。

という逆に大きな欠点ができてしまいました。
また逆に最初のクラス構成が間違うとその会社のシステムは
陳腐なものになってしまうという問題もありました。

このため世界的に有名な大手IT会社ではJavaによる開発が
禁止されているところもあります。
Javaが生き残っているのはスマートホンのアプリだけです。

■ Python は癖がなく簡単に学習できる

IBM iの世界でも A/SET や Syknown, LANSA などが
出てきましたがどれも癖があって重くて使えませんでした。

それに比べてPython はやさしくて抱けもがすぐに
学習できます。
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インターネットや書籍の販売もPythonがダントツに
多くなっています。
大学や専門学校でも最初に教えるのはJavaではなく
Pythonです。
気になる開発者人口もJavaを抜いてPythonが
断然トップです。
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Python は非常に簡単であり拡張可能なオブジェクト指向で
あねため他言語や他のプラットフォームの特性や機能を
容易に吸収しやすい言語です。

IBM は Knowledge Center(=IBM マニュアル)の中で
Pythonを次のように紹介しています。


Python は、サード・パーティー・パッケージを使用して容易に拡張できる
一般的な高水準プログラミング言語であり、
多くの場合、少数のコード行で強力な機能を作成できます。


[参考] IBM Knowlede Center の Pythonの紹介

つまり IBM iでのPythonを利用すればソフトウェア会社(=サード・パーティー)は
IBM iの機能を Pythonで拡張してくれる会社が多く現れることだろうと
述べているのです。
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これはまさしく㈱オフィスクアトロが志向した内容と一致しています。
実はPythonフレーム・ワークの開発を始めてしばらくすると
開発している私むたちが Pythonを使うと開発はこんなに簡単なものになるのかと
驚いた点が2つあります。
それは

・Python で 5250アプリケーションが簡単になる

・Python でWebアプリケーションが簡単に開発できる

という2つです。
Python という言語は IT業界の革命でもあります。
このふたつの点に絞って次回からPythonのすごさを紹介します。