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114. 画面設計補助機能 SDA の使い方

SDA(Screen Design Aid) は DSPF の設計にとても便利な機能であるが、最近は画面の

表示テストにしか使っていない開発者が多いようである。

SDA は IBM のあるSE がたった一人で開発したとの噂があった。

SDA の使い方を覚えると、とても DSPFのソース・レベルで SEU を使ってデザインすることは

馬鹿らしくなるほど、便利な機能である。

SDA を使うに当たってのポイントは

  • オプション は 12 を選択
  • 右寄せは >>>, 左寄せは <<<
  • 不明は ?
  • フィールドを調べたり変更するには *
  • – から = へジャンプ移動

を覚えておくだけでよい。

たったこれだけのことで SDA で DSPF の編集をビジュアルに行うことができる。

それでは早速、SDA を開始しよう。

コマンド入力画面から、

STRSDA + [実行]

によって SDA を開始すると

 
                               画面設計機能 (SDA)     
                                                      
  次の中から 1 つを選択してください。                 
                                                      
       1. 画面の設計                                  
       2. メニューの設計                              
       3. 表示装置ファイルのテスト                    

の画面が表示されるのでオプション = 1.画面の設計 を選択する。

次に、

 
                                   設計画面                            
                                                                        
   選択項目を入力して,実行キーを押してください。                       
                                                                        
     ソース・ファイル . . . . .   QDSPSRC       名前,リストは F4 キー  
                                                                        
     ライブラリー . . . . . . .   QTRSRC        名前, *LIBL, *CURLIB   
                                                                        
     メンバー . . . . . . . . .   ANS002FM      名前,リストは F4 キー  

のように打鍵して、DSPFのソース・メンバーを指定すると、

 
                              表示レコードの処理                                
                                                                                
    ファイル . . . . :   QDSPSRC                 メンバー  . . . . :   ANS002FM 
    ライブラリー . . :   TRSRC                   ソース仕様タイプ  :   DSPF     
                                                                                
    オプションを入力して,実行キーを押してください。                            
     1= 追加        2= 注記の編集         3= コピー         4= 削除             
     7= 名前の変更  8= キーワードの選択  12= イメージの設計                     
                                                                                
   OPT  順序     レコード      タイプ    関連サブファイル   日付       DDS エラー  
                                                                                
   12      10    DSPDTA01      RECORD                      05/04/13             
           20    DSPHEAD       RECORD                      05/04/13

のような画面が表示されるので、修正したいレコードをオプション=12 で選択する。

始めに解説したように SDA ではオプション番号 = 12 を多用するので

迷ったらこのことを思い出して欲しい。

レコードを選択すると、SDA は次のような作業画面を表示する。

フィールドの左右への移動

フィールドの端に >>>>> または <<<<< を入力して実行キーを押すと

そのフィールドの表示位置を左右に移動させることができる。

例えば、 商品名 >>>>> は、「商品名」を右方向に 5桁移動させることを意味している。

<<<<< 商品名 は「商品名」を左方向に 5桁移動させる。

フィールドのジャンプ移動

フィールドの先頭に「-」を打鍵して、移動させたい先の位置に「=」を打鍵して実行キーを

押せば、そのフィールドを別の行のどの位置にでもジャンプ移動させることができる。

フィールドの複製

-= でジャンプ移動できるが、移動先の位置を「=」ではなく「==」で示すと移動でなく

複製となる。

フィールド名の調査

フィールドの名前を調べたいときは、フィールドの先頭に文字「?」を打鍵して実行キーを

押せば、そのフイールド名が画面の左下に表示される。

フィールド属性や表示方法の変更

編集を追加したり、表示の方法を変更したいときはフィールドの先頭に文字「*」を打鍵して

実行キーを押すと、任意の変更を行うことができる。

新しいフィールドの追加

画面上に新しいフィールドを追加するには、

文字フィールド 入力用 BBBBBBB または B(10)
出力用 OOOOOOO または O(10)
数字フイールド 入力用 9999999 または 9(7)
出力用 6666666 または 6(7)

他のデータ・ベースからのフィールドの取り込み

F10キーを押せば既存のデータ・ベースのフィールドを取り込むことができる。

【 解説 】

SDA は上記の操作だけで、ほとんどのことが行える。

SDA の操作は難しいものと思ってはいないだろうか?

もし初めて SDA を使ったのであれば「目からウロコ」の気になるのではないだろうか?

SDA ではザファイルも扱うことができるし、メニュー画面も編集することができる。

要は慣れることであるので、是非 SDA の使用をマスターして頂きたい。

DSPF の編集が苦痛でなくなるのは請け合いである。