DSPF 上に画像ファイルなどの HTMLコンテンツを表示できるとすればすばらしいと思いませんか ?
実は DDS解説書にも HTMLキーワードが用意されていて IBM は HTMLコンテンツの挿入を
提供している。これはかつての OS400リリースで無償のWebFacing として提供されていた WSG
(Workstation Gateway)
のために追加されたキーワードである。
HTMLキーワードは 5250エミュレータ画面上では完全に無視されて表示されることはないがWSG
としてブラウザで表示されるときは、HTMLキーワードで指定した画像ファイル等を表示することができる。
HTMLキーワード自身の位置はやはり 24 * 80 の制約を受けるが5250上では存在しないものとして
解釈されている。もちろん HTMLキーワードを定義していても CRTDSPF でエラーになることはない。
HTMLキーワードは WSG の後継であるHATS では完全に無視されていてサポートされていない。
(2007年10月現在)
しかし EnterpriseServer Ver5.0 では HTMLキーワードをサポートしておりDDS上で任意の
HTMLコンテンツを定義することもできるし、24 * 80 の制約も受けない。
DSPF 上では表示されないフィールドを追加することもできる。
【 5250 エミュレータ表示 】
【 EnterpriseServer Ver5.0 表示 】
【 DSPFソース 】
0001.00 A*%%TS SD 20070822 113336 QTR REL-V5R4M0 5722-WDS 0002.00 A* 11:59:33 QSECOFR REL-R06M00 5714-UT1 0003.00 A*%%EC 0004.00 A DSPSIZ(24 80 *DS3) 0005.00 A MSGLOC(24) 0006.00 A PRINT 0007.00 A R DSPHEAD 0008.00 A*%%TS SD 20070822 113336 QTR REL-V5R4M0 5722-WDS 0009.00 A TEXT(' 明細画面 01') 0010.00 A CF03(03 ' 終了 ') 0011.00 A SETOF(99) 0012.00 A BLINK 0013.00 A 1 27'HTML キーワード ' 0014.00 A DSPATR(HI) SOSI A 4 2'DDS には HTML キーワード * 0016.00 A ることができます。 ' SOSI A 5 2'HTML キーワードは CRTDSPF* 0018.00 A パイルしても ' SOSI A 6 2'5250 エミュレータでは無視 0020.00 A 示されませんが ' SOSI A 7 2'HTML で表示されたときだけ 0022.00 A れます。 ' SOSI A 9 2'HTML キーワードによって画 SOSI A 画面サイズの拡張を行うこ * 0025.00 A ます。 ' 0026.00 A 11 2' 【例】 ' 0027.00 A 23 2'F3= 終了 ' 0028.00 A 11 14' ▼ 5250 の表示 ' 0029.00 A 11 44' ▼ HTML の表示 ' 0030.00 A 12 15'5250 データです ' 0031.00 A 12 44HTML('HTML データです ') SOSI A 16 14' ▼ 画像の表示 .... 5250* 0033.00 A も表示されません。 ' 0034.00 A 17 14HTML('<IMG SRC="/AS400-NET. 0035.00 A E/AUTOWEB.GIF">') 0036.00 A 23 2'F3= 終了 '