ILE-RPG で初めて対話式ソース・ディバッグ(STRDBG) が紹介されてRPGソースを見ながら
対話式でディバッグが可能となった。
それまでは ADDBKP などのコマンドを実行していたのだがソースを見ながらのディバッグは、
それまでよりははるかに効率の良いディバッグが可能となったのである。
ところが、先日、あるユーザーに訪問すると STRISDB
なるコマンドを教えてもらう機会に
恵まれた。
STRISDB (ISDBの開始)
コマンドは、まさしく対話式のソース・ディバッガーであるとともに
RPG III でも使える対話式ソース・ディバッガーである。
しかも OS400 V4R4M0 から使用することができる。
これは目からウロコであった。そこで RPG III でも使える STRISDB
コマンドを紹介しよう。
STRISDB + F4キーで 実動ファイルの更新 = *YES
を指定する。
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F6=停止
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カーソルを停止させたいステートメント行にセットして F6キーを
押すとADDBKP として停止点を定義することができる。
停止点でもう一度 F6キーを押すと、停止点を解除することができる。 -
F11=変数の表示
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変数名にカーソルをセットして F11キーを押すと変数の値を
表示させることができる。
【 STRISDB の終了は ENDDBG を実行する必要がない 】
また、STRISDB コマンドには「サービス・ジョブ」のパラメータを指定できるので、
これは CGI もディバッグできる可能性がある。
この点については別途、調査の上、報告したいと思う。