WEB開発においては、HTML全体を読み込んだりして大量のメモリが必要となる場合がある。
それ以外の場面でも非常に大きなフィールドが必要であるときの簡単にできて、効果的な
テクニックを紹介しよう。
【 サンプル A 】
D STR S 32767A C DO 1000000 C EVAL STR = 'A' + 'B' + 'C' C ENDDO C SETON LR
【 解説 】
このプログラムは 100万回の LOOP を繰り返している。
実行させて DSPLOG を調べてみると CPU は約400 秒間も連続動作している。
これに対して 大きな変数 STR に VARYING キーワードを次のように追加する。
【 サンプル B 】
D STR S 32767A VARYING C DO 1000000 C EVAL STR = 'A' + 'B' + 'C' C ENDDO C SETON LR
【 解説 】
もう一度、実行してみると CPU は約 4秒間の使用と、驚くことに 1/100 に短縮されている。
大規模な大量メモリには VARING を指定するだけで驚くほどのパフォーマンス改善の効果を
発揮してくれるのである。