RPG

463. ILE-RPG では変数を最初に宣言する

ILE-RPG での書き方で最初に意識して書いて欲しいことは
プログラムで使う変数をプログラムの最初のほうにまとめて
宣言することがオープン系の言語でも暗黙の了解というか
文法上の取り決めとなっている。
 
 
これに対してRPG IIIでは発生都度定義することが
可能になっていてILE-RPG でも発生したときに
結果のフィールドであれば定義することが可能であるが
基本的には他の言語同様に最初のほうに
定義仕様書(D)を使って定義するようにしたいものである。

          
0014.00  *( 作業変数の定義 )                                            
0015.00 D PNR             S            100    DIM(30) CTDATA PERRCD(1)  
0016.00 D HLR             S            100    DIM(7) CTDATA PERRCD(1)   
0017.00 D LSR             S            100    DIM(19) CTDATA PERRCD(1)  
0018.00 D AR              S              1A   DIM(65536)                
0019.00 D BR              S              1A   DIM(1024)                 
0020.00 D P               S             10I 0                           
0021.00 D N               S             10I 0                           
0022.00 D M               S             10I 0                           
0023.00 D K               S             10I 0 

この定義仕様書の機能は RPG IIIでもできないことはないが
一般にはやはりILE-RPGでの記述である。

■ キー・リストは発生都度の定義で

よくある書き方でキー・リスト(KLIST)を演算仕様書の最初にまとめて
記述している人がいるがこれは逆効果でキー・リストは
使用する直前に宣言したほうが見た目にもわかりやすい。