RPG

492. CLEAR命令の使い方

RPGには CLEAR という演算命令がある。
これは DS (=Data Structure)構造体の内容を
一気にリセットしてクリヤーしてくれる演算命令である。
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   D DSPDTA        E DS                  EXTNAME(STRDFUFM:SEQREC)
    :
   C****************************************************** 
   C     *INZSR        BEGSR                               
   C****************************************************** 
   C*  初期サイクルのみの実行                              
   :
   C*( DS の数字フィールドのクリヤー )                
   C                   CLEAR                   DSPDTA 
   :
   C                   ENDSR

[解説]

構造体 : DSPDTA は DSPF: STRDFUFM の SEQREC という名前の
SFLレコードとして定義している。
もちろん SEQREC の中には文字フィールドだけでなく数字フィールドも
含まれている。
バック型式やゾーン10進数などの型に応じてリセットされる。
DSの定義はDSPFでなくてもデータ・ベースのレコードであってもよい。
CLEAR 命令を実行すると DSPDTA 構造体のフィールドを文字、数字の
各々の属性にあわせてクリヤーしてリセットしてくれる。
またこの例では構造体をクリヤーしているがレコード名を直接指定して
クリヤーするとこもできる。
このように CLEAR 命令はレコードや構造体の全体を一挙にまとめて
消去してくれる便利な命令である。
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